2006年03月19日(日) |
花組 『Appartement Cinema』 |
ホテルが舞台っていうから、また『ホテルステラマリス』みたいな感じか? そう思っていたら・・・全然違った。
プロローグがいい。なんだか久しぶりにワクワクした。 「どんな感じのナニが始まるんやろう・・・。」そう思った。
人数が少ないから・・・舞台上はすっきりして見えた。 ただ・・・大勢で話したりする場面は何を言っているのか聞き取りにくく 仕方ないからそんな時は耳からではなく“眼”だけで楽しむことにした。
最初に登場する彩音サンのマネージャーのようなパト・・・月央サンが勢いがよくていい。 いきなりあのテンションでは大変だろう・・・と思った。
望月サンとみつるちゃんのやり取りもいい。 いつの間にかセリフが聞き取りやすく、お芝居がうまくなっていた2人に 正直な話・・・かなり驚いた。
室井佑月氏を思わせる鈴懸サンもいい。
だけどだけど何よりもまさちゃんがかっこよくていい。 かっこいいわ。ほんま・・・かっこいいわ。 ありえないくらいキザだけど・・・ナニゆーてるかわからん時あるけど あのおちゃらけさと気取った感じがいいわ(←ほとんどアホな私)
そして見ていて安心しきってしまえるゆみこ・・・。 なんだろう・・・この安堵感は?そう何度も思ってしまうくらい非の打ち所がない。 ウマイ、ウマイ・・・ホント・・・うまい。
それからいつもどこか痛々しくて・・・今にも泣いてしまいそうなうん太。 いつの間にか星の弟も花組にキチンと存在していて・・・ 彼女もなんでもこなしてしまうから・・・本当にまさちゃん、ゆみこ、うん太と この3人は見ていて気持ちがよかった。
ストーリーは特にどうでもよく、入り込めたと思ったらスクリーンが出てきて 一気に冷めてしまう自分に気がつくんだけど それでもやっぱり3人のやり取りを見ていてまた没頭してしまう。 正直・・・スクリーンはキライだ。演出・・・手抜きに見えて仕方がない。興ざめだ。
取り巻きたちはなんだか騒がしい。
あ、そうだ、そうだ。忘れちゃならない・・・最近の私の中のイチオシ・・・ 紫峰七海ちゃん・・・彼は・・・いや、彼女はなかなか色濃くてよかった。
どこかかつての星組の香りがするんだなぁ・・・彼は・・・いや、彼女は。
ゆみこ・・・レオナードの行方を探し当ててテレビカメラがやってくるところは 見ていてホントにムカついた。
「ちょっと待ったりぃや。」と叫んでしまいそうになるくらい腹立たしかった。 (のめりこんでるやん・・・/笑)
ああ、それから・・・アンナが「ウルフの子よ。」って言うけどさ、 話が始まって2ヶ月でしょ? 2ヶ月目くらいにコトがおきたのでしょ? なのにそんなすぐに・・・わかるか? 1ヶ月やそこらじゃわからんやろ? なのに「ウルフの子なの。」っていうヒトコトにみんなだまされて 結婚式までしちゃって・・・ちょっと待ってよ・・・落ち着いて考えてよ・・・って 何度も突っ込みたくなった。
「ガストンかもうヒトリのパトロンの子ちゃうん?」ってね。 (そういえば、月央サンがパトって役やったな・・・パト=ロンって名前??)
またまたせっかく見ていて気分が盛り上がってきたところへ あまりの急展開・・・しかも単純な展開にちょっと冷めてしまう。
それでもね、ウルフとオーランドのやりとりや、レオナードを見ていて 「ああ、いいなぁ・・・」って思ってしまうし・・・まあ、いいか。
終わり方がなんとも微妙な感じもしたけど・・・なんだろう・・・ トップ、2番手、3番手・・・とこう安定した実力を持っていると 見ていても心地よくて・・・安心できる。
うまいわ・・・ほんま、うまいわ・・・3人とも歌えるしなぁ・・・。 城先生のナンバーがとても際立って聴こえてきた。
ストーリーは大切だけど、演じる人に実力によって 残る印象もいろいろなんだなぁ・・・って改めて思った。
そうだ、絵莉サンの歌もステキだったなぁ・・・。
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