◆◇ お気楽観劇日記◇◆
公演やビデオなどを・・・見たまま、聞いたままを
つらつらと書き綴ったまたまた気楽なコーナーです。

2006年03月19日(日)  花組 『Appartement Cinema』

ホテルが舞台っていうから、また『ホテルステラマリス』みたいな感じか?
そう思っていたら・・・全然違った。

プロローグがいい。なんだか久しぶりにワクワクした。
「どんな感じのナニが始まるんやろう・・・。」そう思った。

人数が少ないから・・・舞台上はすっきりして見えた。
ただ・・・大勢で話したりする場面は何を言っているのか聞き取りにくく
仕方ないからそんな時は耳からではなく“眼”だけで楽しむことにした。

最初に登場する彩音サンのマネージャーのようなパト・・・月央サンが勢いがよくていい。
いきなりあのテンションでは大変だろう・・・と思った。

望月サンとみつるちゃんのやり取りもいい。
いつの間にかセリフが聞き取りやすく、お芝居がうまくなっていた2人に
正直な話・・・かなり驚いた。

室井佑月氏を思わせる鈴懸サンもいい。

だけどだけど何よりもまさちゃんがかっこよくていい。
かっこいいわ。ほんま・・・かっこいいわ。
ありえないくらいキザだけど・・・ナニゆーてるかわからん時あるけど
あのおちゃらけさと気取った感じがいいわ(←ほとんどアホな私)

そして見ていて安心しきってしまえるゆみこ・・・。
なんだろう・・・この安堵感は?そう何度も思ってしまうくらい非の打ち所がない。
ウマイ、ウマイ・・・ホント・・・うまい。

それからいつもどこか痛々しくて・・・今にも泣いてしまいそうなうん太。
いつの間にか星の弟も花組にキチンと存在していて・・・
彼女もなんでもこなしてしまうから・・・本当にまさちゃん、ゆみこ、うん太と
この3人は見ていて気持ちがよかった。

ストーリーは特にどうでもよく、入り込めたと思ったらスクリーンが出てきて
一気に冷めてしまう自分に気がつくんだけど
それでもやっぱり3人のやり取りを見ていてまた没頭してしまう。
正直・・・スクリーンはキライだ。演出・・・手抜きに見えて仕方がない。興ざめだ。

取り巻きたちはなんだか騒がしい。

あ、そうだ、そうだ。忘れちゃならない・・・最近の私の中のイチオシ・・・
紫峰七海ちゃん・・・彼は・・・いや、彼女はなかなか色濃くてよかった。

どこかかつての星組の香りがするんだなぁ・・・彼は・・・いや、彼女は。

ゆみこ・・・レオナードの行方を探し当ててテレビカメラがやってくるところは
見ていてホントにムカついた。

「ちょっと待ったりぃや。」と叫んでしまいそうになるくらい腹立たしかった。
(のめりこんでるやん・・・/笑)

ああ、それから・・・アンナが「ウルフの子よ。」って言うけどさ、
話が始まって2ヶ月でしょ?
2ヶ月目くらいにコトがおきたのでしょ?
なのにそんなすぐに・・・わかるか?
1ヶ月やそこらじゃわからんやろ?
なのに「ウルフの子なの。」っていうヒトコトにみんなだまされて
結婚式までしちゃって・・・ちょっと待ってよ・・・落ち着いて考えてよ・・・って
何度も突っ込みたくなった。

「ガストンかもうヒトリのパトロンの子ちゃうん?」ってね。
(そういえば、月央サンがパトって役やったな・・・パト=ロンって名前??)

またまたせっかく見ていて気分が盛り上がってきたところへ
あまりの急展開・・・しかも単純な展開にちょっと冷めてしまう。

それでもね、ウルフとオーランドのやりとりや、レオナードを見ていて
「ああ、いいなぁ・・・」って思ってしまうし・・・まあ、いいか。

終わり方がなんとも微妙な感じもしたけど・・・なんだろう・・・
トップ、2番手、3番手・・・とこう安定した実力を持っていると
見ていても心地よくて・・・安心できる。

うまいわ・・・ほんま、うまいわ・・・3人とも歌えるしなぁ・・・。
城先生のナンバーがとても際立って聴こえてきた。

ストーリーは大切だけど、演じる人に実力によって
残る印象もいろいろなんだなぁ・・・って改めて思った。

そうだ、絵莉サンの歌もステキだったなぁ・・・。


 BACK  INDEX  NEXT


春吉

My追加