My Huckleberry Friend***
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2005年10月07日(金) |
マスター、暴漢に襲われる |
ついにやりました!!いや、やられました! マスター、暴漢に襲われた!ついにミニナイフを遣うときがきた! と思ったら昨日に限ってもってねーでやんの。
昨日、駅に着いた時間は確か0時40分。 最終電車の一つ前に乗ったんだが、いつもなら他の乗客の波にのって あの薄気味悪い雑木林の坂道を下って帰るところを、 その日に限って、駅で忘れ物の受け取りの手続きをして その波に遅れてしまったわけです。 たった一人でその道を下るのは 本当にキモチワルイし 左右が雑木林に囲まれてるだけに、幽霊が出そうな雰囲気。 たまに車が通ることもあって それが唯一安心できる状況だったんだが、 今回は違った。 大型トラックが逆方向から坂道を上ってきて そのトラックとワシはすれ違ったんだが、坂道の途中に一軒だけぽつりと コインランドリーがあって その前でトラックはハザードを出しつつ停車。 しばらくして人が降りてきて 小走りにコインランドリーを通過。 「え、納入業者じゃ ない・・・?」 ははん、さては道を聞くんだな。 冷静になってみると 大型トラックが深夜にわざわざ国道から 道をはずれて、しかも人気の無い道で停車、トラックから降りてまでして コムスメに道を尋ねる・・・ 王道すぎる犯罪パターンじゃないか。 人間といふものは、最悪のパターンを想定しつつ、心のどこかで それを否定したがっているものだ。 いつもなら相当警戒して歩くところを、この日はそれをしなかったんだな。 不審車のナンバーをチェックしたりすることを怠らなかったワシが。 無言のまま男は近づいてきた。 ようやく街にむかって雑木林の道が途切れるところで 本当の異変に気付いたんだ。 道をたずねること自体不審だが、こんなに足音が近づいているのに まだ無言のままであるなんて 絶対に 明らかに おかしい。 これだけ近づく前に なにか言うよな。 「あのー」とか「すいません」とか。 でももう遅かったんだ 本能的に、振り返ることができなかった。 死を覚悟した瞬間、逃げることができる間合いでも 顔を背けてその時を待つ感覚と似ている。 襲われる数秒前に、 発信画面でスタンバイしていたダイヤルを開始した。 電話したってどうしようもないんだよな。 遠く離れたところに電波を送っても、助けにくることは できないし。 ドラマなんかでよくみる絶望的な状況。 バカな被害者はいつも 警察ではなくて遠く離れた人に 電話をかけるのが相場と決まっている。 早く電話に出てもらうことを望むというより、 死ぬ瞬間の状況を相手に知らせておきたかったというか それと似たような心境だろうかね。
強い力で背後から口を塞がれて 絞めつけられて身動きを とれない。 むぐぉぁぁぁ・・・・ こんな絶望的な状況で、キャーーと言えなかった自分。 憧れていたんだが。 サスペンス映画のようなキレイな叫び声をあげることは 残念ながらできなかった。 どうやらわたくしは本当に女ではないかもしれない。 むおおおおおああああああ 男らしい雄叫びをあげるとともに自然と力が出てきて 大暴れすると 男は怯んで、来た時と同様に小走りでトラックの方へ 逃走した。 傘で串刺しにしてやろうと 一瞬追いかけたが 急に「トロイの木馬」を思い出して、深追いをすることを やめた。少し離れて停まっているトラックの荷台から 人がたくさん出てきたらヤバイ! そんなことあるわけないが・・・ トラックのナンバーも 暗くて見えない・・・。もういいや。
とりあえず警察の世話になり、事情聴取 現場確認etc・・・で 家に落ち着いたのは深夜三時だった。 もっと大き目のナイフを購入しよう。サバイバルナイフを・・・。 まさに、生き残るためのナイフ。 誰も助けてなんか くれないじゃねーか。 民家が周りにあろうとなかろうと、たいした問題じゃない。 叫び声をあげたところで、助けにくるどころか、 誰も部屋の窓さえあけることをしなかった。 自分の身を守るなら、それなりの武器を持たねば。 周囲の人も信用ならない世の中になったと言いながら 防犯ベルごときを持ち歩いて一体何になる? 信用できない連中に他力本願をするのか。 寺に行って仏に拝んだ方がまだマシである。 他人のあてにならない助けを待つより 殺られる前に、殺るしかない。
イカすナイフがあったら教えてください。 ↑死語
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