My Huckleberry Friend***
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忙しいとか言いながら、月が変わった。 先月末、金曜日会えないかと 誘いが来たのに 例によって例の如く。 忙しいから。どうかしたのかって返信したが、それっきりだった。 今思えば、その時忙しいと言ったのは言い訳に過ぎず 機会を作ろうと思えば つくれたはずなのに バカなわしは・・・ 月が変わってすぐ 突然、大事な悪友が逝ってしまった。 聖書で禁じられた恋をしていただとか、わしにとってそんなことは少しも問題じゃなかったのに、でもやっぱり周囲からは色眼鏡で見られてた。 自由奔放に生きてたし それでいいんだと 思ってたけど(もちろん本人もそう思っていた) 精神を蝕んでいたものは 確実に深く、進行していたわけで でも誰にも止めることはできなくて 結果的にこうなった。 教会の通夜のミサなんか出席したって 涙なんて全くでないし どういうわけかミサの途中で、やたらと混んでるなだとか、司祭の声が聞こえないだとか思ったり、くだらんことを奴と話すのを想像しては 現実に引き戻され、そんなことを繰り返してただけ。 制服のスカートひらひらさせて 廊下を歩いてる小柄な、かわいい小娘を こんなに簡単に、想像した通りに、絵に、彫刻に再現できるぐらい身近な存在だと思うのに、それが今は無い なんてどうしても信じられん。 聞きなれた祈りの言葉と聖歌の途中途中で、高校時代を思い出すけど 奴が、司祭から受け取る聖体を口に含む姿とか、聖堂の光のせいもあるけど、肌が異様に白くて「こいつ、いつかしぬんじゃねーの?」なんて思ったりしたこともあった。 普段不真面目なくせに ミサの時だけは真剣に祈ってて 他の人がするそれよりもどこか神がかっていたというか。 聖書に禁じることをするっていう背徳感は常にあったんだろうか? 聖書なんてくそくらえだって言ってやったこともあったけど 洗礼を受けた人間にとって聖書に書いてあることは、そんなに重要なことなんだろうか? 司祭やシスターの言うことは いつも同じだけどそれだけがすべてじゃない。 きみが、ロザリオ数えて祈ったって きみの考えは、変わらんだろうって。 でもそんなことは問題じゃないんだろうな。高校時代は問題だったんだろうけど、卒業してから、何か変わって もっと高次レベルの問題があったんだろうけど、残念ながら それ以降の話は本人からきいてないから。
顔をみたけど、ろう人形みたいだった。本当にそう思った。 同級生はみんな泣いてたけど 本当に、わしだけだな 泣いてなかったのは。 会いたい時に いつでも会えるってずっと思ってるし でも、この日から そんな日は来ないんだと 知っても そんな気がしなくて まだ、理解できない。 いつものような 軽口をまたメールで送ろうと思って 携帯を触ってからやっと気付くんだよね。 送ったところで返信はこないんだって。 言いたいことをどうやって 奴に伝えればいいのか もう逝ってしまったんだから そりゃ無理なんだよな。
管理人のいなくなったホームページは これからも存在し続けるだろうし 奴が死んだことを知らない人が書き込む掲示板、途切れた日記が やたらと現実として迫ってくる。 わしが理解者であると断言してる日記の文面をただ嬉しく思うだけ。
シスターの歌声と共に天に召されるだとか言ってるけど あーやっぱり お祈りの姿が、授業中居眠りこいてる姿が忘れられないよ・・・。 てめーふざけんなよ!って思ったこともあったけど やっぱり すきだった。 白くて柔らかい手 本当に柔らかいんだ・・・。 うらやましく思ってた。 勉強はワシより全然できないくせに試験運だけはよくて(陰で勉強してたというのか??) 腹立つこともよく言われたけど、子犬みたいな目をしてて 憎めない。 その瞳で見つめられたら そのまま吸い込まれて わしも もしかしたら 今頃は・・・ なんてバカなことを考えてる。 高校時代のおもいでは 全部ヤツのものだけになりそう。 こんなことになるなら 大事なメダリオもあげておけばよかった。 ロザリオも、もう百合の花さえ見たくねー・・・。 認められん。
どうしようもないので とりあえず寝ます・・・・。
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