三十一弦-花香-

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痛者切な 2008年10月05日(日)


身の上を明かさねばならぬ この想ひ。深さ伝わぬもどかしさ


虐待ハ 十人十色の痛(つう)深く、想想しても 実(じつ)、遥か越え上


被害者の痛辛、軽くに喩え語り 安楽暮らしの悪意無き苛(いじ)め


消し護謨(ゴム)で消せぬ一筋人生を 逆行も正もトボトボ歩(ほ)のみ


逆境の世俗に落ちて産まれ出で、痛辛あれど進みハ止(や)まぬ


逆境の宿命(さがめ)受けても恨みなぞ、暇無く生(せい)に身噛(しが)み抜くなり


温湯(ぬくゆ)生者(もの) 熱湯浴続(あびづ)く者ニ語る行為ハ傷開き血流さす


誰一人、自違ふ者の心中(こころなか) 知る術の一(ひと)有るわけも無だろに
                                 06/09/06詠
                                    花香

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三十一弦(軽快編)

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