もういない - 2005年01月20日(木) 今はもう連絡もとれなくなった人のことを思い出す。話したいことが聞いて欲しいことがいっぱいある。本当に言いたいことが言えなくても、下らない話をしているだけで気持ちが楽になった。つらいときはいつも甘えさせてくれた。人を甘えさせるのが本当に旨い人だったと思う。絶対切らないとわかっているから、何でも言えた。 それだけじゃ駄目になると思ったから、忙しくて疎遠になっていってもこちらから働きかけはしなかった。その人は私のものじゃなかったので、頼ってばかりじゃ駄目だと思ったから。 でもときどき、やっぱり欲しくて仕方なくなる。あの絶対的な安心。なんでかわからないけど、安心。好きなのかは最後まで分からなかったけど。私は人のものは好きになることはないけど。でも、なんで私のものじゃないんだろうとは、何度も思ってた。あの安心が、今でもときどき欲しくなる。 -
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埃の積もった本棚 |