書くだけよ
相模麻琴



 南無阿弥陀仏

昔の男に教わった
その男は僧侶で

昔その男に救われたとおもってた
救ってくれると信じていた
だけど
自分の弱さのせいで

男を追い詰めてしまった

ワタシが仕事でてんぱってるとき
男も大学、お寺の事でせいいっぱいだったはず

ワタシは自分のことばかりで

貴方のことを思いやれなかった
ただのワガママないやな女だった

精神科に通い始めた頃
少し関係がおかしくなった

そのうちにとうとうやってきた別れの日
「アタマがおかしい人とは付き合えないし、お寺の仕事もこなせるとは思えません」
ワタシに直接いわれたのではなく
ワタシの親にいってきたセリフだった

憎いとおもった

いくら仲が悪い親子でも
ワタシの親を傷つけるのは許せなかった

いまとなっては
ただの思い出

ひどい女だからワタシは
男が不幸になればいいと心底おもってる自分が居る
とても自分が怖いんだ

南無阿弥陀仏を10回となえると
死者は極楽にいけるといわれた
悔しいけれど
ねこの轢かれた姿とかをみていると
自然と南無阿弥陀仏と10回いっている自分が居る

なんだかまけたようでくやしいのだ

サガミマコト



2003年06月07日(土)
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