天国の扉
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2001年11月19日(月)

からくりサーカス20巻


19巻からあまり間を開けないで発刊されたからくりサーカス。
からくり編の山場である。
1〜3巻くらいまで、毎回号泣しながら読んでいた。
その後、ちょっと冷静に読めるようになってきたが、
ここ数巻、人死にすぎっす(T-T)

この巻ではルシールが逝ってしまう。

こんな生き方、逝き方もあるんだ。。
そういう感じだった。
もちろん号泣。

作者の藤田先生は、最近には数少ないストーリーテラーだと思う。
泣かせどころをきちんと知っている。
長編になると設定に矛盾が生じているところもあるが、
そんなのはノープロブレム。
読ませます。

一人ひとりの生きざまが切ない。
「しろがね」であろうとするもの。
「人間」であろうとするもの。
からくりサーカスのテーマは「命」ということじゃないかと
私は思っている。

「命」

死んでいい命があろうはずもない。
他人に左右される命があってはならない。

このマンガはパッと見ると残酷シーンの連続だろう。
それこそPTAのうるさ方が眉をひそめるような。
でも、私は子供に読ませたい。
残酷シーンがなんだ。
あがいてでも、生き抜くことが大切なんだ。
死ぬ覚悟があれば、なんだってできるんだから。
苦しみながら、それでも大切にしたい者たちの笑顔を信じて
守り戦い、そして愛する。

からくりサーカスについては、
また、別の機会に少しまとめて書きたいと思う。


      

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