インコの巣の観察日記
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2006年04月13日(木) 歴史は繰り返す?? 【追加アリ】

結局いつもの通り、4バックか。

ってことは、en banquillo。仕方ない。



あ、いきなりゴール決まってる!!

これは...2000年と同じパターンだ(笑)


立ち上がり1分(2分かな??)、Raul Tamudoです!!


続きはコチラで...








2006年4月12日...Espanyolはスペイン国王杯を制した。










Ha llegado mi pensamieto con las alas de oro...

Ha cumplido mi deseo de ser Niké para ellos...





今朝は、catalunya radioとRAC1と、両方を立ち上げ、ザッピングしながら聴いていた。

立ち上がり1分でRaulのゴールが決まった時に「勝てる!!」と思った。

いや...違うな。試合が始まる前から...ずっと以前から、私には確信があった。

絶対にEspanyolはZaragozaに勝つ、国王杯を手に入れると...。




それは、Espanyolがホーム扱いとなり、青白の1st.ユニを着られることになったことが理由だったのか、

それとも...何故かPochettinoが2つ目のCopaを手にする気がしていたからなのか、

理由は定かではないのだが、私は負ける気がしなかった。




それでも...まさか、4ゴールも決めるとは思わなかった。出来すぎだ(笑)

どれもみな素晴らしいゴールだったのだが、その中でも特に、Ferran Corominasが

決めたゴールが嬉しかった。あぁそうだ、Tamudoのゴールよりも嬉しかった。

その瞬間、私は泣いていたのだから...泣けるほど、嬉しかったのだ!!





Raul TamudoはEspanyolの過去であり、現在であり、

そして未来でもあるだろうこのチームの象徴...

もちろん、そんな彼のゴールは特別だ。

だって、彼は6年前のCopaでも先制点をあげてるのだから。




しかし、その彼以上にこのチームの未来を託せる存在、それがCorominasだから。

FerranはEspanyolの未来そのものだから。だから...彼がこの試合でゴールを決めたことは、

Espanyolと言うクラブ史にとって、大層意義深く、とても大切なことだと感じ、涙が滲んだのだ。



この次...RCD EspanyolがCopaの決勝にコマを進め、歓喜の輪がピッチに出来た時...

きっと私は思い出すのだろう。「Ferranはこの前Copaの決勝に進んだ時にもゴール決めてくれたよね!!」と。







だから...私は哀しくなかった。

この試合、Pochettinoに出番はなかった。最後...3人目の交代枠は

彼のために残しておいて欲しかったのだが...(笑)

もちろん、残念で仕方ないよ。けれども、私は哀しくなかった。



David Garcia、Lopo、Moises Hurtado、そしてDani Jarque...彼らがピッチに立ってくれて、

私はこれ以上、何を望めというのだ??これ以上、私に何が言えるというのだ!?

彼らは...Espanyolの過去であり、現在であり、そして未来なのだから!!


今までもずっとずっとPericoで、この先もずっとずっとPericoで...

中にはこのチームを去っていく選手もいるだろうけれど、例えそうだとしても、

変らずにRCD Espanyolと言うクラブを大切に思い、愛してくれることは間違いないだろうから。

Jarqueたちは...私たちにとって、そう言う存在なのだ。






あの日...PochettinoがEspanyolへやって来た時、彼らはまだまだ幼かった。

だが...幼い中にも将来Primer equipoでプレーすると言う、強い意思を秘めた少年だった。

アレから10年以上の時が流れ...今、こうやって譲り葉は散ろうとしてる。




Mauricioは近いうちに、そのポジションを譲るだろう。

若い選手たちに後を託して、去っていくだろう。

そんなMauricioの思いを、彼らはちゃんと受け止め、立派に後を継いでくれると、

今日の試合のプレーを受けて...改めて、そう強く感じることが出来た。




あぁ、そうなのだ。こう言うチームだから、こう言う彼らだから、

だから、私はEspanyolが大好きなんだ!! このチームを何より愛しいと思えるのだ!!










どれだけ言っても足りない。どれほど祝福しても、どれほど感謝しても、

私の気持ちの全ては伝わらない。それほどまでに、嬉しさと有難さと愛しさが溢れてくる。








試合後...騒ぎすぎて声が枯れていたり、嬉しすぎて声が上ずっていたり、

そんな選手たちのインタを聞いてると「本当にCopaを取ったんだ。

カンペオンになったんだ!!」と、再び涙が滲んできた。




Pablo Zabaletaは、インタで聞かれて、私たちに向けて、もう一度カンペオンの歌を唄ってくれた。

アルゼンチンじゃ誰もが知ってる、誰もが唄えるカンペオンを讃える歌...

元々高い声が上ずってさらに高くなってる...それを聞いていると、

昨年の夏に引き続き、再び空色と白色の紙吹雪が舞う中で、

誇らしげにCopaを掲げるPablitoの姿が目に浮かんできた。





我が思いは...彼の地へ届いたようだ、黄金の翼に乗って...。

私はなることが出来た。彼らを勝利へと導く女神、ニケに...。












さぁ、Copaは終わった。だが、物語はこれで終わりじゃない。

週末にはValencia戦が控えているのだから!!



先日、マサくんがCopaの決勝について質問した時に、思わず“Más importante”と

口にしてしまったDavid Garcia...(笑) 取って付けたような”ahora mismo”の言葉に

1人大ウケしていた私なのだが、その“ahora mismo”の瞬間は過ぎ去ったのだ。

だから、今、最も重要なのはLiga Española...残留目指しての戦いは続く。

インタでLotina監督も“Normalmente”...明日からは普段どおり練習を行うと言っていた。








Fiestaは終わった。再び剣を取りて...彼らは戦いに赴く。

ならば私が成すべきことは...一緒に戦うだけだ。再び彼らのニケとなれるように!!


















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