インコの巣の観察日記
indice de diario|anterior|seguir
結局、今回も最後のインタまで付き合っていたので、睡眠時間3時間と少しで仕事に向かうハメになってしまった(笑)
我ながらアホやとは思うけれど、私以外にもアホな人がいたようで...(あの時間、漫喫で試合後の
Lopoのインタまで付き合ってたペリコニッポンの会長さん、貴方も相当ですね>ノブさん:笑)
「みんな物好きやねぇ...」、と呆れつつも嬉しかったです...(笑)
尤も、私も最後の方はかなり寝惚けて集中力なんてあったもんじゃなかったので、
インタも右から左へ...頭に入ってないどころか、誰が喋ってるのかも分からず、
ただ声を聞いているだけの状態...だって私がその『声』を聞き間違えない相手は
Mauricio Pochettinoだけですから...「あ、Mauricioさんじゃないから寝惚けてても良いや」
と、最後は殆ど子守唄になってた(笑)
逆転負けを喫した試合だったし、ダルい一日だったはずなんですが、
睡眠不足から逆にハイテンション、いつも以上に残業して帰ってきたら...フラフラだった(爆)
やっぱり、普通にTV中継見ているのとは違って、ラジオってダイレクトにスタジアム音声を拾って伝えるから、
目を閉じて耳を澄まして聞いていると...自分がMontjuicに居るような、そんな感覚に陥る。
それが、たぶん...私にはすごく嬉しいんでしょうね。
えぇ、本当にダイレクトに伝わってくる。同点に追いつかれた時、逆転された時の
その、テンションの下がり方までダイレクトに伝わってくるんですよ(笑)
「あぁそうそう、コレよ、コレ。Montjuicのお客さんって、笑えるほどシュンって落ち込んで
ヘコむよね...(苦笑)」と。客が入ってるはずなのに、凄く静か。Curvaの連中まで静かになるんだもん。
この辺り、ホントにチームのカラーとファンのカラーって似るんだよね。当然と言えば当然なんだけれど...
Espanyolって元来打たれ弱い(爆)チームなんで、ファンもヘコみ易い。私自身もそうだから(苦笑)
「5バックって諸刃の剣なのかな...」これは試合中何度となく思ったこと。
「これが、あのCelta戦と同じチームか??」と、不思議でならなかった。
Tamudoのゴール、先制ゴールはMontjuicでの通算250ゴール目。その記念すべきゴールを
チームの象徴である彼が決めたことは、この試合の吉兆となるかと、思われたのだが...
Espanyolのファンを長くやってると、そして毎試合毎試合追いかけてると、
試合が始まって暫く様子を伺ってると分かるものなのだ。今日は勝てるのかどうか、
チームの状態、雰囲気を、何となく感じることが出来る。
だから...Tamudoのゴールで先制するも、そのわずか5分後に同点に追いつかれたとき
「あぁ、今日はダメな日だ」と、予感していた。「今日は、5バックが機能しない日だ」と。
後半、Lotinaは絶対に守備を弄ってくると思った。ここで手を打たなくては何のための監督か!!
だから、絶対に手を加えてくるだろう...5バックを捨てて4バックにすることで、チームに変化を与えるだろう。
けれども...この時私が思ったことは、Lotinaとは少し違っていて...4バックにするなら、
外すのはPochettinoだと、そう考えていたから(苦笑)
私はZabaletaくんの攻撃力を残しておきたかった。Pochettinoを捨ててまでも、
彼を90分プレーさせたかった。やっと本来の能力を発揮し始めたZabaletaくんを、
このままずっと使いたかった。それだけの、価値があると、私はそう思ってるのです。
私はPochettinoのファンだけれど、その辺りは非情になれる...と、自分では思ってる。
まぁ、これがGirondinsだと大暴れなんだけれど...(爆) 「あの人はベンチに座らせておくような人じゃない!!」って。
だから...Pochettinoを外しても良いと思えると言うことは、Espanyolの場合は、
私のチーム愛がPochettinoへの思いに負けず劣らず、深いってことだネ(笑)
今の私には、チームと大好きな選手、それを天秤に掛ける必要がない。
チームへの思いと選手への思い、そのベクトルが別方向じゃない。
「私は、何と幸せなファンなのだろう!!」
だって、今の私は違った方向を指し示すベクトルに対して、
自分の中でその整合性を見つけようと、必死にならなくて済むのだから。
もう、泣かなくて済むのだから。誰も恨まなくて済むのだから...。
大好きな選手が大好きなクラブに大切にされ、ファンが彼の名を口にする時、
そこには敬愛の念が込められ、そして彼を追い抜いていこうとする若者たちを、
私は優しい眼差しで見つめることが出来るのだから。
「私は、何と幸せなファンなのだろう!!」
|