インコの巣の観察日記
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2004年08月08日(日) |
さようなら、Tayfunさん |
昨日は外出していたので、リアルタイムで見ることは出来ませんでしたが...
Copa de Asia連覇、オメデトウ!!Copaを誇らしげに掲げる宮本くんは、本当に良い笑顔でしたね。
久しぶりに、心の底から日本代表を応援することが出来ました(笑)
いえ、私は日本人だし日本代表こそ”Mi Seleccion”だと思っているし、
このチームにはいつだって輝いていて欲ししと持っている。私が胸を張って世界中の人たちに
「私たちの代表は、こんなに強くて、素晴らしいチームなんだよ!!」と、誇りを持って言えるように..。
ただ、監督人事等協会の強化方針、そしてその監督のやり方、一部の代表サポ等々、
気に食わないことは一杯あるし、無条件に持ち上げること出来ないし、時には対戦相手を贔屓してしまうこともある。
昨年のアルゼンチン代表戦だって、私はスタンドでAlbicelesteを応援していた。
なぜなら、Maxiの代表初キャップ、勝利で飾って欲しかったから。Gabiに勝利して欲しかったから。
今度の掛川での試合も、私はきっと日本代表よりもAlbicelesteの方に肩入れするだろう。
なぜなら、今、日本代表に負けることは、許されないからだ。今のアルゼンチン代表は、
掛川にくるチームもそして、アテネで戦う代表も、負けてはならないチームだからだ。
私はBielsa支持派だし、彼の首を飛ばしたくないから(笑)。だから、負けてもらっては困る。
アジアの舞台では私は心置きなく日本代表を応援できる。韓国にも中国にもイランにもサウジにも、
どこにだって負けてはならない。常にアジアの盟主たれ。アジアでNO.1になれなくて、
どうして世界を狙えようか!?私の夢は...死ぬまでに「私の代表チーム」が世界の頂点に立つ姿を見ることなのだから。
もっともっと、強くなって欲しい。だが、実力の伴わない結果などいらない。
ドイツのスポーツ哲学者、カール・ディームの言葉にあるように、“偶然の利益は騎士的に潔く捨て”るべきなのだ。
だから、私は今回のアジアチャンピオンの称号は、何ら恥じることなく誇って良いものだと思っている。
中国代表監督が何と言おうと、中国代表サポが何と言うと、私たちの代表は実力でその勝利を手にしたのだから!!
そう...“威張らず、誇りを持って勝った“のだから。
逆に、彼の国の人たちにはカール・ディームのこの言葉を送りたい。
言い訳せず、品位を持って負けよ。
堂々と勝ち、堂々と負けよ。
勝利より大切なのはこの態度なのだ。
日本代表は素晴らしい戦いを見せてくれたのは間違いない。だが、決勝戦を見ていても、修正すべき点が多々あったことは間違いないだろう。
4-4-2の相手に対して3-5-2で対峙するのだから、両翼のスペースを突かれるのは仕方ない。
しかし...Zicoよ、それでもAlexをこの先も使い続けるのか??彼の守備ほど怖いものはなかったぞ!!
彼を使うのなら、せめて4バックに戻してくれ!!あれは...心臓に悪すぎだ。
マジで、守れない。判断が遅い。そりゃぁ本職じゃないから仕方ないのだろうが。
確かに、アルゼンチン代表もSorinとSanettiが上がる回数は多い。それは日本代表の両翼の比じゃないだろう(苦笑)
しかし...気付けばいつも、GabiとMascheranoがバランスを取っていてくれる。
中盤で、ここは絶対に止めなくてはならない!!と言う所には、Luchoがいる。
そして、マークのずれ、スペースのカバー、Ayalaさんが修正してくれている。
今回、宮本くんと中澤は良くやったと思う。中田浩二と福西も然り。
恐らく、全員が体力的にも精神的にも限界だっただろう。だが、決勝戦...Alexの裏のスペース、
埋め切れなかったのは事実。その分、川口が頑張ってくれたのだろうが。
中を固める守り方もあるかもしれない。だが...あまりにフリーでボールを上げさせ過ぎたように思う。
1失点で済んだから良かったものの...。この辺りが、今後の課題なのだろう。
とにかく、お疲れ様。私の代表チームはアジアNO.1だと、胸張って言うことが出来る。
こんなに嬉しいことはない。誇りを持って闘い続けてくれたキミたちに、心からの祝福と、そして感謝の気持ちを...。
さて、その日本代表戦を見ずに何をしていたかと言えば、神戸の友達に会いに行ってました。
先日、彼女は自分の住む町で、Lazio御一行様と出くわしたとのこと。
「サングラスかけて携帯で話してる人見て、“あれ!?何で、Rui Costaおるん??”と思ったら、Giannicheddaやった(爆)」
ふ〜ん、顔全体の感じと言うか骨格がRuiさんっぽいのかなぁ...お犬様って(笑)
彼女は知ってるけれど、私は以前から“Giannicheddaってカッコイイでしょ??”と言い続けていたのですが、
周囲のイタリア族はみんな「ふ〜ん」って感じだった(笑)まぁ、Udineseって地味なチームにいたし。
でも彼女いわく「生Giannicheddaは、イタリア男の色気出まくりで、メッチャ格好良かった!!」
Fiore亡き後、彼女はGiulianoさんマイ・ラブで行くらしい...(爆)
つぅか、Fioreって選択も何ともアナタらしいと言うか、相変わらずやねぇ...(笑)
彼女に「それにしても、見事に犬顔の人が好きやね」と言われた私。ハイ、昔から趣味は一貫してます。
「でしょ、でしょ??Giannicheddaって、思い切り犬顔でしょ??」と言うと、「うん、ホントにお犬様やったわ。」(爆)
Pochettino、Fiorese、Berger、Paulo Sousa...Redondoも犬だし、Gabiも犬って言われた。
オマケに「ROMAは別にどうでも良いけれど、久しぶりにPanucci見たかったわぁ」と言うと「Panucciも...犬やねぇ...」(笑)
すっかりイタリアからは離れてしまった私だけれど、久しぶりにLazioの話が出来て嬉しかった。
「今シーズンは、覚悟してる」って彼女言ってたけれど...降格争いに巻き込まれる可能性大ですよね。
でもね、あれほど辛く苦しいものはないですよ!!(笑)わたくし、インコちゃんで懲りました。
何とか、回避出来るようにGiulianoさんには頑張ってもらわなくては。でも、人材難でDinoがCBするって...。
いや、すっかりこの人の存在忘れていましたよ、彼はまだLazioにいたんですね??Dino Baggioさん!!(爆)
最後に、Espanyolの話を。
Lotina監督の構想から外れていたTayfunですが、先日、2005年6月末まで残っていた契約を解除して
新しいクラブを探しておりましたが、晴れてBesiktasと2年契約を結ぶことが出来ました。
かつて、Fenerbahceでプレーしていた彼は、Estambulのライバルチームのユニフォームを袖を通すことに。
そして、ここには...もとCeltaのJuanfranがいるんですよね。彼の移籍は...マジでショックでした。
Celtaが落ちなければ、彼も出て行かなくて済んだはずなのに...って(涙)
Besiktasの監督は、元Real Madrid監督のVicente Del Bosque。彼がどのようにTayfunやJuanfranを使い、
そして彼らがどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、とても楽しみです。
国内リーグは見ることがで来ませんが、欧州の舞台で闘う彼らの姿は見られるはずだから...。
Real Sociedadに移籍したときと同じように、TayfunはJavier Clementeが連れて来た選手です。
そのClementeは昨シーズンの途中で解任。Luis Fernandezの監督就任以降、彼は辛い時期を過ごしていましたし、
監督がLotinaに代わっても、構想外と言う立場は変わらなかった。
だから、残念だけれど契約解除と移籍は仕方なかったと思うし、TayfunそしてEspanyol双方にとって最善の道だったとも思う。
お金のないインコだけれど、契約解除、つまりどこへでも好きなチームに自由に移籍できる立場を保証したのは、
せめてものインコの恩返し。今まで、Espanyolのために闘ってくれた、彼に対する精一杯の贈り物。
彼はチームを去るに当たって言ってくれました。
「スポーツの観点から言うと、自分が望んだようにも、期待したようにも物事は運ばなかった。でも、人生にこう言うことは付き物だから。」
また、あまり多くのプレー機会に恵まれなかったにも関わらず「私はチームにいられて良かった。
そして感謝の気持ちを送りたい。なぜなら、彼らはいつだって私にとてもよくしてくれたからだ」
ううん、有り難うを言うのは、こっちの方だよ、Tayfun兄さん。
どうか、お元気で。Besiktasでの活躍を、心から願っていますね。今まで有り難う!!
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