インコの巣の観察日記
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2004年02月14日(土) ポチェッティーノと宮本恒靖

Luis Fernandez監督のインタもJordiのインタも、まだ何も目を通してません(苦笑)
ま、それは明日まとめて...と言うことで、今日は別ネタを。


さっき、0-0 empateでこんな記事を見つけた。

汚点じゃねぇって言ってんだろ
会見を開くたび汚点だ、汚点だと突っ込まれているルイス・フェルナンデス・コーチは
「だから汚点じゃねぇって言ってんだろ」とキレたらしい。

ルイス・フェルナンデス退席コーチ
「どうしてエスパニョールにいるのを恥ずかしく思わなきゃいけないんだ?
キャリアの汚点だなんてとんでもない。私はこの仕事に誇りを持っているし、
サインしたことを今でも全く後悔していない」



ありゃぁ...そんな風に言われてるんッスか??(苦笑)
そりゃぁ〜さぁ、Luisの現役時代からの華麗なる経歴の中では、
このEspanyolのEntrenadorって一際目立って地味で格落ちして見えるよ。
でも、この仕事にLuisは誇り持ってるし、情熱を持って取り組んでくれている。
でなきゃ、Pochettino呼び戻したり、チームスタッフにCristbal兄さんを加えたりしないって。
やる気なかったら落ちるがままにされてるって。チーム再建に情熱注いだりしないって!!(笑)

Barcelonaのもう1つのチーム、そう言う認識のされ方しかないかもしれないけれど、
Espanyolだって100年を超える歴史を誇る素晴らしいクラブであることは間違いないもの。


みなさんは、EspanyolのHimno、クラブの賛歌って聴いたことありますか??
BarcaのHimnoとかプラシド・ドミンゴが歌うReal Madridの!Hala Madrid!は有名ですから、
みなさんも聞いたことがおありかと思いますが、このEspanyolのHimnoもなかなか素敵なんですよ。


ここをクリック



私はこのEspanyolのHimnoとそしてCeltaのHimnoが
Liga Españolaの中では大のお気に入りなんです。
すごくメロディーラインがキレイだし、それになんて言うのかしら??
青い空へ突き抜ける感じがして...高く飛べそうな気がするから。

Montjuicの丘の上にあるEstadio Olimpicoは国立競技場などと同じく、
スタンドに屋根がありませんよね??それが...開放感に繋がってるように思いませんか??
私は、Olimpicoでの試合を見るときいつも“空が広いな”って感じるんですよ。
あ、私...ドーム球場がキライなんですよね。野球は雨天中止の競技だから、
屋根付きも仕方ないかもしれないけれど、アメリカンフットボールはやっぱり空の下でやって欲しい(笑)

だから、すごく突き抜けるように青い空が広がる、Montjuicは大好き。
そのスタジアムでの試合...このHimnoが流れる中、
Blanc i BlauのCamisetaを着た選手たちが入ってくる。
そして、スタンドのAficionに手を挙げて挨拶する...
私はこの光景がたまらなく好きです。

特に、先頭を左腕にBrazalete de Capitanを巻いた
Mauricio Pochettinoが入ってくる姿を見るのが大好きです。

ただ、このHimno、歌詞がCatalanカタルーニャ語であるため、
私には唄えないですよね...(涙) 何となくの音は分かるけれど、
正確なカタルーニャ語の発音は知りませんから。

 
 
EspanyolのHimnoを聴いていると、このクラブの歴史のようなものを不思議と感じる。
人々が100年に渡って愛してきた、このカタランの地に生まれた青と白のクラブへの
熱い思いが感じられるような、そんな気がします。


規模は小さいかもしれない。ファンの数も少ないかもしれない。
それでも、Espanyolは人々に愛され、100年もの間Barcelonaの街と
共にあった、素晴らしいクラブだと、私は断言します。
そして、このチームに出逢えたことを嬉しく思っています。
私にこのクラブとそしてPochettinoに巡り逢わせてくれた、
アルゼンチン代表とRedondoに感謝しなきゃ!!(笑)

 
 
 
さて、そのPochettinoについて、面白いものを見つけました。
先日、ネット上をうろうろとさまよっていた時に見つけたものなのですが...。

まず1つ目は、おそらく昨年フランスで行われたコンフェデレーションズカップでの
日本代表の戦いぶりに対する感想だと思われます。
コロンビア戦での宮本恒靖のミスについて書いてあったのですが、
その人はあの試合での宮本の軽率なプレーと評されたヒールについて
肯定的なイメージで捉えていました。

曰く「もし彼が自分の出来に不安を覚えていたら、あるいはコロンビアという相手に
恐怖を覚えていたとしたら、絶対にやらなかったであろうプレーだった」
つまり、逆に言うとあの場面でヒールパスを使いたくなるほど、
あの時の宮本は好調であった、そして、今後は同じプレーをしても同じミスは犯さないだろう...
と、この人は人々が非難したプレーを喜ばしく感じていたようなのです。


で、Pochettinoなんですけれど...こんなことが書いてありました。
>鬼の形相で敵陣でのFKやCKに飛び込む宮本の姿に、
わたしは昨年のW杯でベッカムにPKを与えてしまったアルゼンチンのセンターバック、
ポチェティーノの姿を被らせずにはいられなかった。

なるほどネ(笑) 今でもまだ少し胸は痛むけれど...でも私はあの時のPochettinoを誇りに思ってる。

きっと宮本くんも、コンフェデでの失敗を乗り越えてより大きな選手になってくれると思います。
Pochettinoがあの苦しみを乗り越えて、前へ進んでるように...。


もう1つは、そのものずばりコレを読んでみて下さいな↓
99/00シーズンの第16節、Real Madrid - Espanyol戦を見ての感想のようです。

レアル×エスパニョ〜ル戦。つまらなかったので、後半からディフェンダーに注目し
て観ました。
まず、レアルのイバン・カンポ。
相手の直線的な攻撃に対する“読み”はできていた。
が、流動的な攻めには、ポジショニングが悪いせいか、マークをずらしてしまうことがありました。
また、最終局面では“寄せ”はするものの、“あたり”をしない故にシュートまで行
かすシーンが多い。

対するエスパニョ〜ルのポチェティーノ。
レアルの多彩な攻めに対する“読み”は、素晴らしいものがありました。
決定的ピンチとならば、“あたり”はもちろん、スライディングで潰すという感じで
しょうか…
それと、ボールだけでなく、相手もしっかり見ているという所。
「潰せ!」って思うシーンがあったのですが、
ポチェティーノは“あたり”に行くわけでもなく
“寄せ”に行くわけでもなく、相手との距離を保つ“待ち”を選択したんです。

このシーンでは、見方が“あたり”に行っていて二人で囲めば、
ボール奪取できるのでは…という局面でした。
しかし、相手はドリブラーで、体勢も整ってると瞬時に判断しての“待ち”だったの
でしょう…
唯一の得点ポチェティーノ。いい選手だな〜

2−1で負けましたが、見方を変えたらおもしろかったです。
ディフェンダーには、ラインコントロールやマークの受け渡しなど、
難しい部分が多くわかりませんが、最終局面の所に注目したカキコでした。
小生のつたない文をお許しあれ…



私がこの文章に出会って、非常に喜んだことは皆さん想像に難くないと思います(笑)
夜中に「うわぁ〜、めっちゃ良くMauricioさんのこと見てるなぁ...嬉しいよぉ〜」と
感涙にむせび泣いておりました(^_^;)

とかく、ディフェンダーのファンと言うのは、その選手がどれだけ素晴らしいかを
他人に説明するのに苦労いたします。試合見て!!と言っても、
FWやMFならば、チャンスの場面だけを見てもらった良いけれど、
DFとなると、全体の流れの中で、そして各々の局面で、どういった守り方をしてるのか、
それを見極めてもらわなくてはいけないから。
Mauricioさんのファンが増えないのは、こう言うことも影響してるのかもなぁ。

この試合のビデオ、どっかにあるはずだから探してきて、見ようっと!!


ちなみに、この対戦の逆バージョン、つまりEspanyol – Real Madridですが...
この試合も私にとっては忘れえぬ想い出です。
だって...Elvir BaljicがReal Madridで決めた唯一のゴール、
それがMontjuicでのEspanyol戦だったんですから!!(笑)



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