インコの巣の観察日記
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2004年01月18日(日) インコの悲惨な1日

さて、本日EspanyolはAnoetaにてReal Sociedad戦に挑みます。
まずは、この試合に召集された18名のリストから紹介します。


Convocatoria:Toni, Wome, D.Garcia, Lopo, Oscar, Velamazan, A.Morales, De la Pen~a, Maxi, Torri, Lemmens, Jordi, Fredson, Domoraud, Vignal, Tayfun, Alex, Tamudo, Pochettino y Hector


Oscar が復帰しました!!そして、移籍証明書が届いたので選手登録が出来たVignalもリスト入り。
反対にTorricelliが腰を傷めてお留守番。Womeはどうやら移籍するみたいなので、リストに入ってません。
Luis Fernandezのプランに入っていない彼は、オランダに戻るんでは??とのことです。
そう言えば...Fredsonがメンバーに入ってるけど、この人、急性胃腸炎で病院に行ったんじゃ??大丈夫だったのかな??

スペインで急性胃腸炎と言えば...大抵は“当たった”ってコトなんですけど、何食べたんでしょうね??(笑)




さて、このReal Sociedad戦は色々な意味で注目されております。
その1つがフランス人監督同士の対戦と言うことです。
どうも、Luis Fernandezに対して“バスク人”ってイメージの方が強い私は、
ついつい忘れてしまうんですが、この人もフランス人でしたよね(笑)

チームの状態については、
「2ヶ月前よりもずっと良くなっている。チームには落ち着きと信頼とがある。」

Juan SanchezもJardelも獲得が流れ補強が滞っている件に関しては、
「選手の獲得については自分が口にするテーマではない。
自分が答えるべき問題はチームの働きについてのみである。
現場での問題は私に属するものであり、チームの財政に関することは管轄外である。」


「Denoueixのことはとても評価しるし、尊敬もしている。
なぜなら彼はとても謙虚で、話の判る質素な飾らない人間だからだ。」


監督はもちろん、“3連勝を狙いに行く”とも言ってました。
あちらさんも、Real Madridに勝った後だし、士気も上がっているようで...苦しい闘いになりそうですね。
しかも今夜の予報は激しい雨が続くってことだし...荒れなきゃ良いな。



実は、このReal Sociedad戦に関しては、インコにかなり不利な条件が揃っています。
何せ、San Sebastianに辿り着くまでが大変だったんだから!!(^^;)


プレビュー記事をSPORTで読みましたが、かなりの爆笑モンでした。

その見出しが“El viaje a San Sebastian, una odisea ”
odiseaとはオデュッセイアのこと。そうです古代ギリシャの詩人、ホメロスの叙情詩で、
固有名詞として使わない場合は、波乱に飛んだ冒険譚のことを指します。


物語の始まりは、土曜日の午後に到着したバルセロナのPrat空港でした。
その日、午前の練習を終えた後、そのまま空港へ移動して、
午後便でEspanyolはSan Sebastianへ移動することになていました。
ところが、空港に到着したLuis Fernandez以下Espanyolの選手たちは、
「San Sebastianが悪天候のため欠航。Bilbao便に振り替え」との連絡を受けました。
ま、仕方ない...BilbaoからSan Sebastianへは陸路バスで移動と言うことになりました。

この変更により、出発が30分以上遅れましたが、
この程度の遅れなら許容範囲ということで、我慢我慢。
無事にPrat空港を後にしたインコたちでしたが、
次の災難は飛行時間の半分ほどが過ぎた時の機内アナウンスでした。

「激しい暴風雨のため、BilbaoのSondikaが閉鎖されております。
よって、本機はVitoriaへとフライトを変更致します。」

可哀想に、またまた行き先を変更させられたPericoたち。
しかも、その着いたVitoriaも激しい雨と風。その影響で、飛行機からターミナルまでの
移動手段となってる乗り物(多分バスだと思います)が故障...(^^;)

土砂降りの雨のなか、監督も選手もジャーナリストも、もちろんその他の乗客も
一斉にターミナルビル目がけて300mダッシュ!!(爆)
当然のことながら、人間はターミナルに到着出来ても荷物が出てこず...。
かなり遅れてスーツケースやチームエキップメントがターンテーブルに出てきたとか。

しかも最悪なことに、当初Bilbao - San Sebastianを陸路で移動する予定だったために、
Sondika空港にバスを手配していたんですよね。
しかし、飛び立ってから行き先がVitoriaに変更になったため、バスの回送を改めて手配...
選手たちはずっとVitoriaの空港で待ちぼうけくらっていたそうです。



Bilbao - San Sebastianの間は高速道路があるので、ぶっ飛ばせば数十分で着けるのですが、
Vitoriaからだとそうもいかない。結局彼らがSan Sebastianのホテルについたのは、
当初の予定より数時間も遅れた午後9時近く...(^^;)

ホント、お疲れさまでした。


↓移動途中の監督(笑)



そんな散々な目に遭ったペリコですが、厄払いは全て済んだ!!と思って、
試合に集中して挑んで欲しいなぁ...と思います。
そんなペリコのスタメン予想は↓こんな感じです。


Real Sociedad: Alberto; Potillon, Schurrer, Kvarme, Aranzabal; Xabi Alonso, Aranburu, Karpin, Gabilondo; Nihat y Kovacevic.

Espanyol: Lemmens; Domoraud, Lopo, Pochettino, David Garcia, Alex, Fredson, Maxi, De la Pe紡, Jordi Cruyff y Tamudo.

Arbitro: Teixeira Vitienes (C.Cantabro).
Estadio: Anoeta.
Hora: 17:00


Luis Fernandezは、Pivoteのポジションを前回と変えるだろうとのこと。
FredsonのパートナーとしてAngel Moralesじゃなくて
Alex Fernandezを置くつもりでいると、言われています。

Real Sociedadには元PSGのPotillonがいますね。
Pochettinoはかつてのチームメイトと対戦、と言うことに。
お互いの健闘を祈りたいと思います。



ところで、先ほど「インコにかなり不利な条件が揃っている」と書きましたが、
移動のゴタゴタだけではなく、もう1つ気になることが...。
それは、この試合の笛を吹く主審がTeixeira Vitienesだと言うことです。
この人がEspanyolの試合を担当するのは今季2度目なのですが、
Espanyolistasにしてみれば「あの時の恨み晴らさずにおくべきか!!」なんですよ(^^;)


このカンタブリア協会所属の主審が1度目に笛を吹いたのは、
2-1でホームのAlbaceteが勝った第13節の試合でした。
で、この試合が荒れに荒れたんですよ(苦笑)

Soldevillaが1発レッドで43分に退場、72分にMoreno Torricelliが2枚目の黄紙で退場。
その他、警告を受けた選手がVelamazanにCamaraにベンチのLuis Fernandez。
一方のAlbaceteには1枚も黄紙が出ておりません。


コレだけでも“はぁ??”な展開なのですが...
Albaceteの同点ゴールはSoldevillaがArandaを倒して与えたPK、
しかもEspanyol側からすれば“あり得ないPK”だったと言うもの。
おまけにコレでSoldevillaは退場になってるし...。

さらに逆転のゴール、これもArandaが決めたのですが...
PachecoがDFの裏に出したパスを彼は手でコントロール。
瞬間“!Mano!”と一斉にEspanyolのDFは手を挙げてアピールするも審判は認めず、ArandaはToniをかわして逆サイドに蹴り込むシュートでAlbaceteが逆転。
そのままインコは負けました...(涙)


Espanyolistasにとって、どれほどはらわたの煮えくり返る試合だったか
想像に難くないと思います。私も記事読んでて怒りがフツフツと沸き上がってきたモン(笑)

Espanyolにとってかなり不利な状況だとは思いますが、
しっかりと勝ち点を持ってBarcelonaに帰ってきて欲しいと思います。
勝ち続けることが今のEspanyolには必要ですが、
それがダメでも勝ち点だけは積み重ね続けて下さい。

Pochettino、頑張って完封してね!!ここから応援してるから!!



今日は試合が17:00キックオフなので試合後2時間、
つまり21:00頃出発のBarcelona便で戻ってくるのでしょう。
あれ!?San Sebastianの空港って、遅くまで開いてましたよね??
ダメなら、またVitoriaから帰ってきて下さい(爆)
あそこは深夜便も飛んでるはずなので...。


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