インコの巣の観察日記
indice de diarioanteriorseguir


2003年02月11日(火) Gabiには甘い姉(笑)

今、スペイン好きなLiga族の間では、Barcaのファンが憤死寸前(苦笑)
未だかつてないほどに順位を下げ、チーム状態に改善は見られないのですから...。

かつて、私の最も大切に思うクラブ、Real Madridも“降格か!?”なんて言われた時期もあった。
その時の私はと言えば...最初は怒りを爆発させていたものの、途中から呆れ果てて怒る気力もなくなった(苦笑)
もう、見捨ててやろう!!と何度思ったかしれない。でもね、やっぱり捨てられなかった。
だって...好きだったから。いつか、必ず彼らは立ち直ってくれると信じていたし、
彼らが再び立ち上がった時、私は一緒に喜び合いたいと思ったから、だから捨てられなかった。

同じ理由で私はPSGのことも捨てられない。
いえ、今シーズン応援し始めたばかりだから、捨てるも何もないんだけれど...(苦笑)
開幕以降、安心してPSGのことを見られた試しがないです(^^;)
いつだって、その不甲斐なさに怒り、呆れ...随分と振り回されてます。
せっかく首位と勝ち点差3まで詰め寄ったのに、その後あっけなく2連敗。
しかも、ホームのParcで格下相手に完敗と来れば...私の落胆も相当なものだと、
みなさんにも察しがつくことでしょう。もう、マジで落ち込みました。

PSGの選手のコメントが各メディアに載らないことから、つきさんは、
「ポチェッティーノ選手、また落胆して帰ってしまったのでなければいいんですが。」
と仰いましたが、冗談抜きでPochettino、何も答えたくないでしょうね。
自分を奮い立たせることが、とても辛い時ってありますから...。

彼は良く言ってますよね??自分はCapitanだから、その責務を負っていると。
開幕早々、Ajaccio戦で彼は落胆の余りプレスカンファレンスをすっぽかして帰ってしまったことありましたよね。
もう、二度とあんなことはしないよ、と彼は言っていたけれど、
何も語らない“沈黙”こそが、彼の“最も言いたいこと”だって時もあるんじゃないかしら??


Capitanでさえ、相当な衝撃を受けたであろう、このMontpellier戦の敗戦ですが...
Pochettino以上に落胆している選手がいたようです。Gabi Heinze...Gabiちゃんです。
つきさんのお話によると、この試合、終了のホイッスルが鳴った後、
彼はしばらくピッチに崩れ落ちたままだったそうです。

PSGの試合をごらんになってる方なら御存知かと思いますが、
Gabiはいつだって真っ先にドレッシングルームへと帰っていきます。
それこそ脱兎の如く(笑)ピッチから去っていってしまいます。
そのことについて、先日のChatで話題になっておりましたが、
Gabiちゃん曰く、彼は試合中はもう、恐ろしいくらいに入り込んでしまっていて、
もの凄い興奮状態にあるそうなんです。だから、それから脱するために、
人一倍の時間が必要だから(10分〜15分は必要だとのこと)、早くピッチから去ろうとするのです。

おまけにGabiはね、試合終了後は最低6時間は何も食べられないそうなんです。
全く胃が何も受け付けてくれないそうで...それ程、彼の胃には負荷がかかってる。
PSGのDFを受け持つ彼には、どれほどのプレッシャーが掛かっているのだろうか...。
Gabiは優しい子。でも、彼のその優しさは強い優しさ。弱い優しさとは違います。
そのGabiが...落胆のあまりピッチに崩れたままだったなんて...。

下の結果報告のトピで、私、Gabiにこう言ってしまいました。
「ねぇGabiぃ...何でダメなんだろうね。お姉さん、ちょっと疲れたよ...ゴメンね。」と。
全くの偶然だったんです、これ。私はこれを書き込んだ後でMontpellier戦のGabiのこと知りました。

ただ...結果を拾いにPSGのサイトへ行って、このGabiを見たときに、
私は何かを感じたのかもしれません。すごく、心が疲れていたんです、私も。
きっとGabiの気持ちが伝わってきたからかもしれません。


ゴメンナサイ、Gabi。お姉さん、弱音吐いちゃったネ。
ダメだねぇ...こんなんじゃ。Gabiが必死で頑張ってるのに、疲れたなんて言っちゃ...。
Gabiはもっともっとしんどい思いして、毎週闘っているのにね。

ねぇ、Gabi!?キミは、こんな風に言ったこと覚えてますか??
Pero prometida, si se es campeon yo se ira el ultimo del cesped.
*でも、約束するよ。もし僕達が優勝したら、一番最後にピッチを出るよ(Traducido por Tsuki-san )

Gabi、キミがピッチに最後まで残っているは、Campeonになった時だけなんでしょ??
そう約束してくれたのに...なのに...。


辛いし、しんどいし、逃げ出したくなるけれど、私が逃げ出すわけにはいかない。
だって、PochettinoもGabiも、逃げ出すことを許されない人だから。
そんな彼らを放って、私だけが逃げるコトなんて出来ないですよね。


もしかしたら、かなりの確率でPSGは良くない成績しか残せないかもしれません。
でも、最後まで一緒に。いつだってGabiとPochetと一緒に。
だって好きだから。彼らは再び立ち上がると信じているから。
彼らと一緒に、私は歓喜の歌を唄いたいから、だからこれからもずっと一緒に...。


Gabi、絶対に約束だよ!?Campeonになった時には、Parcのサポと一緒に、歓喜を何時までも爆発させようネ!!
ずっ〜と、Gabiのことピッチに縛り付けておくからね、私たち!!(笑)


La Ciudad Condal |MAILHomePage