インコの巣の観察日記
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2002年08月24日(土) ポチェの記憶

昨日、何となく思いついて、“ポチェッティーノ”をキーワードにして検索エンジンで遊んでみました。
以前スペイン語のページで“Pochettino”“Mi Jugador”“favorito”この3つをキーワードに検索をかけたところ...
たったの1件しかヒットしなかったと言う哀しい過去を持っているのですが(爆)、
日本語のページではどうかな??と、カタカナでひっかけてみました。

さすが、W杯出場メンバーですね。相当数ヒットしましたよ。
でも、その殆どが登録選手の紹介ページか、試合結果のページ、あるいは試合内容に関するページで、
ファンが何かを書いている、と言うページは極少数でした。
つまり、W杯がなければ、彼がW杯のアルゼンチン代表でなければ、
ヒット数は激減するってことになりますよね。所詮...ポチェってその程度なのね(涙)

メンバー表などは省いて、文章がかいてあるページを順番に見ていったのですが...
グサグサ心に何か尖った物が突き刺さる感覚に襲われました。

やっぱりね...話題の中心はあのシーン、私がこのサイトのトップに使ったあのシーンのことばかり。
ポチェッティーノとハイライトされた文字のすぐそばにはオーウェンと言う名前が、必ず載っているんです。
試合内容を伝える記事のページでは、彼がOwenにPKを与え、そしてそれをBeckhamが決めたと、事実だけが述べられていた。
そこに隠れた“真実”は何も語られていなかった。

この試合のことや、アルゼンチン代表を批評する文章の中では、彼は好意的には書かれていなかった。
そう、いつだって「Nelson Vivasの代役だが、Pochettinoにはスピードが欠け、
Placenteには経験が欠けている...ここが心配だ」って書かれてる。
ハッキリとPochettinoの守備には安定感がないって書いている人もいた。

あの試合のことだって、Owenをファールでしか止められなかったとか、軽率なプレーだったとか、
彼を批判するコメントしか見つけられなかった。

最初に、私の心が泣いて、そして次に瞳が泣き出した。
何で、こんな風にしか書いてもらえないんだろう...って。

でもね、アルゼンチンのファンであれ、そうじゃない人であれ、
仕事で書いているんじゃない人たち、つまりただのFutbolファンは、
Pochettinoのことをちゃんと見てくれている人が多かった。
“スローで何度も見たけど、アレ足かかってへんやん。とっさにポチェッティーノ足引いてるやん!!”って書いてる男の子がいた。
“ポチェッティーノが与えたPKではなく、オーウェンがもらったPKなのだ”と、そう書いてくれている人もいた。

夜中、1人で泣いたり笑ったり、私は相当におかしな人と化していました(苦笑)
真実を見極めることが出来る人は、ちゃんと存在する。それが嬉しかった。

もう一つ、とっても嬉しいものを発見致しました。
ほんの僅かですが、サッカーに全く関係のないサイトもヒットしたんです。
その殆どが、管理人さんの日記のページだったのですが。
つまり、あの6月は、サッカーに興味のない大勢の人たちも、
W杯を楽しんだってことなんですよね。

それだけでも嬉しいのに、さらに嬉しい記述を2つ見つけたんです。
どちらも、全くサッカーとは関係ない、普段は全くサッカーを見ないって方のサイトなのですが...
え!?どんな記述だったか、ですか?? 私にはメッチャ嬉しいお言葉でした(*^^*)

1. 見る気はなかったけれど、イングランド-アルゼンチンを見始めたら...これが面白くて!!
それに、アルゼンチン代表に男前な選手(ポチェッティーノです)を見つけてしまったので...

2. 初めて見たけれど、アルゼンチン代表は男前揃いですよね。
  ポチェッティーノを見たときには“ロン毛のブラピ”って感じでビックリしました。


ね!?どうです!!??先入観のない人の方が、ポチェの格好良さには気付いて下さるんですよぉ!!!(爆)
Futbolファンの間では、アルゼンチンでかっこいいのはAlmeydaやKilyやAimarだとかってイメージが
定着してしまってるから...(どうでも良いが、Aimarのところは弟の方がカッコイイと思う:笑)

そしてポチェ=Brad Pitt説が証明されて、私はとっても嬉しいです!!!(爆)
↑しつこい!? いやいや、だってホントなのにみんな認めてくれないんだもん(^^;)

色々なサイトを巡っていて改めて感じました。
今大会、多くの人が、アルゼンチン代表に興味を示し、
彼らのことを好きになってくれたんだなぁ...と。
そして、そんな彼らのことを心に留めようとしていても、
きっと、Pochettinoの印象はもの凄く薄いと思います。
だからこそ、あのシーンだけが印象に残ってしまうのかもしれません。

彼は...“OwenにPKを与えた選手”として、記憶されても仕方ない。
でも、もし、あのシーン以外のポチェのことを覚えている人がいるなら、
その記憶を大切にしてほしいなって思っています。
ポチェが大好きな私としては、そうしてもらえることが、何よりも嬉しいから。
そして、ポチェ自身も嬉しいはずだから...


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