インコの巣の観察日記
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2002年08月14日(水) もう二度と...

FIFAの最新ランキングが発表された。
アルゼンチンはブラジルに次いで2位だった。
何だか...悲しすぎるね。
ランキング、数字のマジックに興味はないけれど、
アルゼンチンの強さは数字にも現れてる気がした。
でも...彼らは勝てなかった。輝けなかった。
不思議なことに...スペイン代表のことよりも、
アルゼンチン代表のことの方があきらめがつかない。
多分、スペイン代表にはエクスキューズが認められるからでしょうね。
Joaquinのクロスはラインを割ってなかった...言葉は悪いけれど、これに逃げることができる。
アルゼンチンは...言い逃れは出来ない。
彼らは正面からスウェーデンとナイジェリアとイングランドと戦い、
そして...敗れ去ったのだから。
Owenが得たPK。私は今でもあれはPKに値するプレーとは思っていない。
PochettinoはOwenを倒したとは思っていない。
でも...Owen相手に微妙なプレーをしてしまったポチェの責任だと言うことは判ってる。
考えてみて下さい。Rio Ferdinandoがあのような形でOrtegaを倒したとしたら...
きっと、Collinaさんは笛を吹かずに流したでしょうね。
あれはね、Owenだったからなの。
PK欲しさに自ら倒れるような、そんなプレーをする選手じゃないって、
誰もが認めているOwenに対するプレーだったから、
だからポチェが倒したと言うことになった。
ポチェにも判っていたと思うの。
Owen相手に微妙なプレーをする危険性は。
でも...やっぱりOwenのスピードに彼も翻弄された。
4年前、AyalaとChamotが抜き去られたように。
Owenのスピードに負けたポチェの責任...そうなのかもしれない。
実力で負けた...そうなのかもしれない。
実力で負けたら、それは仕方ない。悔いは残らない。
そんなの絶対にウソだよ。全力を尽くして、それでも敵わなかったら...
言い訳の一切できない負けって、それほど悔しい負けが他にあると言うのか!!??
一切の言い訳が許されないアルゼンチン代表の敗退。
その罪を背負った、私の神さま。
貴方もまた、自分の犯した過ちを背負って生きて行かなければならないのですね。
傷口は塞がったとしても、傷跡は一生消えない。
彼にはそのことが判っている。もちろん、私にも判っている。
何故なら...Mauricio Pochettinoに“4年後”はないのだから。
だから、この傷跡とともに生きて行かなくてはならない。
きっとそれは、罪を犯した者が受ける罰なのでしょう。
だから、私はポチェと一緒に贖罪したいと思う。
彼は、これからも精一杯ピッチの上でプレーすることによって、
私は、そんな彼にありったけの声援と愛情を贈ることによって...
もう二度と、あんな悲しい色したPochettinoの瞳は見たくない。


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