◇日記◇
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母が、納骨のことをまた蒸し返しはじめた。
これで三回目。
「一パーセントでも、お父さんとお母さんが別々のお墓に
埋葬される可能性があるなら、絶対に反対」
と強く言ってみた。
納得してくれたかどうか。
母の今の心配は、娘より長生きすることらしい。
私が17歳の時に祖母が亡くなった。
それから7年経って、叔母が亡くなった。
その後、私が体調を崩すたびに言われたのは
「次があなただったらどうしよう」ということ。
「私のまわりの人が次々と死んでしまう、次があなただったらどうしよう」と。
それから30年近く経って、
祖父母が亡くなり、父が亡くなったいま、母はまた恐れている。
娘が先に死んだらどうしよう、と。
そういう人、とわかっている。
わかってはいても、母には違和感を感じざるを得ない。
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