A Thousand Blessings
2004年1月〜最新|ひとつ前に戻る|ひとつ先に進む
音楽が再び聴こえはじめると いろんな事に気づいてしまう。
くるりのベストパフォーマンスが実は正式メンバーではなかった あらきゆうこ女史が叩く「飴色の部屋」のタイコ(間奏部、右手の独特なタイム感覚のシンバル) であるとか、同じくくるりの「ジュビリー」に「ムーン・リバー」と「ウィズアウト・ユー」の残像が見えたり、 スガシカオが突然「友部正人だ!」って思えたり、 両者とも「愛について」というタイトルの曲を書いていることに思い当たったり、 スガシカオが引き算の音作りなら、くるりは足し算の音作りであることを 一生懸命説明したり、実は、くるりははちみつぱいで、 同時にみんなのうたとカート・コバーンの合体であると膝をたたいて喜んだり、 聴けば聴くほど、僕が一番好きなのは実は桜井ではなく岸田だって思えてきたり、 世の中の音楽の95%を占める聴くに値しないくだらないクズのなかで ひたすら美しくあろうと自らが輝き続けるくるりの音楽とスガシカオの音楽を 大切な女性にプレゼントしようと思い立ったり。
僕の切ない思いで不器用に包まれて。一本のばらの花を添えて。。。。
響 一朗
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