A Thousand Blessings
2004年1月〜最新|ひとつ前に戻る|ひとつ先に進む
竹内まりや作詞・作曲の松たか子の新曲“みんなひとり”。 テレビドラマ「役者魂」の主題歌である。聴き始めてすぐに竹内まりや作品と分かる ある意味ワンパターンな作風なのだが、それでもメロディと詞のバランスの 良さの前では、小理屈はほとんど意味を成さなくなる。 ポップスの定型から決してはみ出すことのない竹内まりやだが、 ならばその枠組みの中でやるべきことは全部やろうとする熱意を 汲み取りたい。
さて、この新曲、初回特典として天才・中島哲也監督による同曲の ミュージックビデオがついているのだが、これが非常に興味深い。 中島監督作品の『下妻物語』や『嫌われ松子の一生』のあの映像の再現を 期待していたら見事に裏切られた。 松たか子を正面から奇を衒わずに撮ることに重きを置いた作品となっている。 もちろん、ミュージックビデオならではの物語性もあり、 孤独感と疎外感に悩む子供の姿がシルエットで描かれていく。 が、さてどうなんだろう?と、ここで疑問。 いっそのこと松たか子を一切映さずに、子供のシルエットだけで行ったほうが さらにメッセージ性が強くなったように思えるのだが。 まあ、ファンは松たか子を見たいしね。 しょうがないか。もしも宮崎あおいがCDをリリースしたとして (ちなみに、彼女、すごく下手です(笑))、特典のミュージックビデオが 風景ばっかだったらやだもんなー。 ただ歌っているところを正面から撮ってもらえればいいわけでね(笑)
あ、そうだ。“みんなひとり”なんだけど、通常盤が1200円。 5分間のDVDが付いた初回特典盤は1800円。←これ、ちょっと高くないか??
この日記を書いている今日は11月28日。 仕事が終わってから、映画を観てきた。
『ただ、君を愛してる』 ・・・・・ 6回目です。
麻薬のような映画なんだから。確かにシナリオに何箇所か問題もあるし、 物語だってありきたりかもしれない。音楽も狙いすぎでクサいかもしれない。 それでもいいのだ。自分に最も相応しいカタルシスを与えてくれる 映画を、たとえ50を過ぎたオッサンであろうが堂々観に行けばいいと思うのである。 そういう事における行動力は鈍ってはいけない。ブレがあってもいけない。
僕の新しいアホ上司が研修中に「アダルトビデオなんか観る奴の気がしれない。 うちの息子にもアダルトビデオのくだらなさを説いて息子も納得したぞ」と のたまったが、こういう生き方ってほんとつまらないと思う。 心の中では「息子が納得するわけねーだろが、アホが!」って呟いてたけど、 気が付くと「ほんとですよね!」と賛同するふりをしてた。ま、サラリーマンの 辛さって奴すよ。「あ、おれ!アダルトビデオ好きすよ!」とほんとは言いたい。 実際、好きだし。 話がそれてすまん。
宮崎あおいの写真と文章(語りの文字起こし)による本『祈り』■が amazonより届く。 その中で一番好きな写真(あいかわらずピンボケ携帯写真) ↓
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2004年は『世界の中心で、愛をさけぶ』(TBS) 2005年は『白夜行』(TBS)
そして、今年は、『僕の歩く道』 (フジTV)が最高の作品だろう。 キャスティングがすべて成功、演出は一切の迷いなし。 何よりもこれほど優れた脚本に接するのは、本当に久しぶり。 橋部敦子 ■。その名前すら知らなかった。勉強不足を深く反省。 今日放送の「第8話」。素晴らしすぎて、観終えた後、ものすごい敗北感(爆) 僕が脚本家だったら、しばらく立ち直れない(笑) 橋部さん、映画の脚本書かないかなぁ・・・。もう、大ファンになってしまった。 まずは橋部さんの出世作という『僕の生きる道』(2003年)の原作本を読んで、 それからDVDをレンタルしなくては!
響 一朗
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