A Thousand Blessings
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2006年11月20日(月) 『ただ、君を愛してる』2回目の映画館鑑賞に行くの巻


“人はみんな1人分の幸せをその手に持っている。
その幸せを待ち受けている子にちゃんと渡してあげないと”





映画館を出てもまだ映画の世界に浸ったままで、
なんとも不思議な感覚。やっぱり、映画は映画館で観るのが正しいのかも。
と思わせてくれた映画『ただ、君を愛してる』。
今日、2回目の鑑賞をしてきた。
感動指数は前回の2倍を超えるほどで、僕的にはこれはもう超感動の部類に入る。
というわけで、まずは前言→を一部撤回。すまん。
脚本は、全然まずくないという結論に・・・。
むしろほとんど3人だけのエピソードで作り上げたことで、
3人の関係の濃さみたいなものが強調されたかもしれない。
ただ、ほんのちょっとだけ、原作にある静流(しずる)と彼女の弟との
エピソードや継母との関係を描いていれば、静流の深い悩みの
部分がさらにリアルになったとは思う。登場人物のキャラクターに
陰影をつけるのは、結局そういうエピソードの積み重ねだと思うのだよ。


この映画がここまで素晴らしいものに仕上がった要因は3つある。

1 一箇所たりとも奇を衒ったり、受けねらいをした部分がない
愚直なまでの演出(カメラ・音楽・美術・衣装、そのほか諸々)
2 原作の完成度の高さと、それを大きくアレンジすることなく
映画の台本へと変えていった脚本家のちから(特にセリフと独白)
3 宮崎あおいの起用

もしもテレビドラマ化されることがあったら、
静流の役は誰がやれるだろう?どんなに頑張っても絶対に宮崎あおいの
演技を超える事は不可能でしょ。未成熟(未成長)の女性と成熟した女性を
演じ分けるためには、元々のルックスが未成熟な方に所属していなければ
いけないわけで、そういう意味で言うと、超える事は無理としても近づけるのは
蒼井優くらいじゃないか?

そっかー、かつて「ダブル浅野」時代があったけど、
これからは「ダブルあおい」時代が来るんだろうなー。。
そういえば、話題作『虹の女神』での上野樹里の役名は、あおいだっけ?
ってことは、これはもう、「トリプルあおい」時代じゃん!
今年生まれた赤ちゃんに「あおい」って名前をつける親、多そう。
僕もつけたいぞ!娘に。さあ来い!嫁さん!

大塚愛が「映画のなかの宮崎あおいの瞳の魔法にかかった」と発言しているが、
ほんとそのとおり。 
瞳の魔法はこんなところにいろいろ→ 

そして、僕が考えるこの映画の正しい楽しみ方は


「映画館で鑑賞1回目」→「原作本を読む」→「映画館で鑑賞2回目」
→「原作本226ページから読み直す」→「DVD購入」
 


今発売中のDVDはナビゲートものなので、本編がDVD化されるのは、来年の1月か2月?
間違ってもテレビで放映されも見ないこと。途中、CMが入ったら台無しだからね。





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唐突だが、
ミスチルの新曲“しるし”のサビの部分。
「ダーリン〜ダ〜リン♪」 は、
桑田佳祐“TUNAMI”「見つめ合うと〜♪」のメロディなのね(笑)
ま、リスペクトってことで、いいんじゃない?




(11月7日 午後6時 記)


響 一朗

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