A Thousand Blessings
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2006年11月06日(月) 映画『SWING GIRLS』を作った無能派映画監督・矢口史靖は映画界の新庄か?


映画監督・矢口史靖の無知無恥無能が如何なく発揮された
大ヒット超駄作映画『SWING GIRLS』で最も嘔吐指数の高かったシーンは
「竹中直人演じるジャズマニアの教師がジャズの基本リズムも知らずに
ジャズを語る場面」と「主役の上野樹里ら7人がスーパーの前で
急激に巧くなった演奏を客に聴かせている時、その演奏にロクに練習もせずに
リタイアしたかつてのメンバー10数人が楽器を手に手に参加していく場面」。
ジャズの基本リズムは2拍4拍にアクセントを置く、と言われた“ジャズマニア”の
竹中直人がメモをとるシーンは真面目に受け取っても腹が立つし、ギャグとして
見ても腹が立つ。つまり、にっちもさっちもルイ・アームストロングな脚本。
スーパー前のシーンは、上野樹里らの有り得ない上達ぶりにも失笑ものだが、
それよりかつてのメンバーはいつどこで練習してたの?
どうしていきなり演奏できちゃうの?
ジャズを学んでいく過程を一切描いていない。時間にして2〜3日で、
完璧上達したことになっている。まあ、描けるわけないよね。
だって、これ、矢口は物語展開のスピードアップのためだけに挿入した場面だからね。
観客をなめちゃいかんな。みんな気づいてるよ。
そのことに気づかないのは、矢口監督だけ。笑っちゃうよね。

しかも、この映画のエンディングにかけて。日本映画史に残る恥ずべきテキトーさで
突っ走るのだ。何もかもがメチャクチャ。よくここまでのデタラメが許されたものだ。

もしこの映画を映画館で見ていたら、僕は間違いなく最後に
「金返せ!」と叫ぶと思うよ。実際、そういうこと、やるし(笑)

つまり無能矢口監督の脚本には描かれる対象への細やかな愛情が決定的に欠如している。
ジャズを本当に愛する人間はこんな映画を作らないし、シンクロを愛する人間は
『ウォーター・ボーイズ』を作らない。矢口は物事の上っ面しか見ない。
上っ面しか興味がないのだろう。
シンクロ?面白い!作ろう!ビッグバンド?面白い!作ろう!
彼がもし野球映画を作るとしたら、きっとこんな感じになると思う。
新庄?面白い!野球映画作ろう! って具合にね。

青春映画をなめてんのか?!音楽映画をなめてんのか?!このバカ監督!
不真面目な奴には何も作り出せないんだよ、アホが!
、、と、言いたくなる気持ち、分かる人には分かる。

僕の大嫌いな「御都合主義」に頭のてっぺんから爪先まで毒された
矢口のような監督を、僕は無能派と呼んでいる。
矢口史靖が無能派、東の横綱だとすると
西の横綱は、本広克行
こいつら、日本映画凋落のA級戦犯だ。即刻島流しせよ。



そうそう、僕は知らなかったんだけど、こんなCDとDVDまで
リリースしちゃったのね。
これなんかまさしく、新庄的発想よね。

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響 一朗

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