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2006年07月17日(月) 編集CD-R 【 魔法のコトバ 】

編集CD-R sumita’s selection 2006.7.17

【 魔法のコトバ 】


1 ポール・サイモンwithブライアン・イーノ/アナザー・ギャラクシー(2006)
大変な傑作アルバム「サプライズ」より。
実はイーノが作り出す音とポールが書く曲は
ミスマッチなのだが、そのズレがものすごく面白い。
意図的に狙ったとしたら、すごいな。
出だしのエレキのメロディーなんて、イーノ以外の誰が思いつきますか。

2 スピッツ/魔法のコトバ(2006)
僕の友人はミスチルの新曲に癒されている。僕は悩んだ末、スピッツを選んだ。
亀田誠治によるGSっぽい、通俗的だが決して安っぽくはないアレンジが見事。
草野君の最高傑作だと、僕は思う。

3 レッド・ホット・チリ・ペッパーズ/ユニヴァーサリー・スピーキング(2002)
レッチリにハマったら、もう抜けられない。面白さに気づき、一気に突き進む俺。
アルバム5枚ほど聴いたが、一番好きな曲はこれ。おそらく誰も指摘していないと
思うのだが、この曲は絶対にブライアン・ウィルソンの影響下にあると思う。どう?

4 グレン・キャンベル/ゲス・アイム・ダム(1965)
ブライアン・ウィルソンが他人に書き下ろした曲で一番いいのがこれ。
ペットサウンズ録音中にリリースされる。みんな聴くべき。

5 グレン・キャンベル/恋はフェニックス(1967)
ジミー・ウェッブが他人に書き下ろし曲で一番いいのがこれ。
説明の必要がないほどの超有名曲。エンゲルベルト・フンパーディンクの
ヴァージョンよりこちらのほうがずっと素敵。

6 ロルフ&ヨアヒム・キューン・カルテット/チアレスキューロ(1966)
ミュージック・マガジンを読んで即購入。一度も聴いたことがなかった。
フランク・ザッパへといとも簡単に繋がる、アヴァンな王道路線。
いやいや、久々のジャズにとろけた。

7 ローリング・ストーンズ/シーズ・ア・レインボウ(1967)
8 ローリング・ストーンズ/2000光年のかなたに(1967)
「サタニック・マジェスティーズ」より。
サージェントにしてもペットサウンズにしてもこの時代のドラムスの音は本当に良い。
この音はどこへいってしまったのだろう。
大衆の好みの変化といえばそれまでだが。

9 ボストン/モア・ザン・ア・フィーリング(1976)
トム・ショルツ自身によるリマスター。ギターの音のリアルな変化にびっくり。
スピーカーでデカく鳴らすと、ちょっと感動するぞ。
全ての演奏がトム・ショルツ自身によるものとは、知らなかった。驚き〜

10 ジョン・フルシアンテ/プロスティチューション・ソング(2003)
11 ジョン・フルシアンテ/フォーリング(2003)
フェ○チオ映画「ブラウン・バニー」のサントラ盤より。
ジョン・フルシアンテのソロ作品を6枚一気に聴いたが、
それらすべての中で最も好きなのがこの書き下ろしナンバー2曲。
フランク・ザッパのバンドに入る寸前だったそうで、なるほど、頷ける。
ザッパと同じ資質を持ってるな。


 映画「ブラウン・バニー」サントラ盤のジャケ


 で、その北米版のジャケ


12 ウォーカー・ブラザーズ/太陽はもう輝かない(1966)
スペクターサウンズを試みた傑作。スコット・ウォーカーの声が素晴らしい。
女性ヴォーカルの回転数を落とすとこんな声になる(笑)

13 スコット・ウォーカー/クララ(2006)
で、その40年後の新アルバム「ザ・ドリフト」より。
こ、これは・・・。マジすげー。アヴァンギャルドでエロい。つまり、アヴァエロ。
10数分の前衛的超尺ナンバーだが、60代半ばのおっさんが作る曲じゃないぞ。
ジャンル分け不能。

14 映画「ハチミツとクローバー」/魔法のコトバ〜インスト版(2006)
菅野よう子アレンジによるスピッツのナンバー。
極甘なイージーリスニングミュージックへと変貌しているが
杏仁豆腐かマンゴープリンみたいなもの。実に美味い。


響 一朗

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