A Thousand Blessings
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2006年07月03日(月) 駄作、三丁目の夕日

DVDで映画「三丁目の夕日」を鑑賞。
駄目だな、こりゃ。
昭和30年生れの僕にとって、この映画で描かれた時代は
懐かしいはずなのにちっとも郷愁が湧かないのは何故?
昭和30年代とはこういう「色」なのだ、という
勝手な決め付けが随所に見られるからだろう。
CGの多用はその顕著な例。こんなにくすんだセピア色の時代を
幼少期に過ごした記憶はない。もっと輝かしい色の時代を生きた気がする。
この映画は誰に向けて作られたんだろう?多分、昭和ということばの響きに
憧れを抱く若い人たちに?昨年の映画賞を総なめにしたらしいのだが
この映画のどこにそんなパワーが潜んでいるというのか?潜んでないでしょ。
勘違いでしょ?
駄作だよ。単なる。
ただし、野ブタをプロデュースの堀北真希はいいね。よかったのはそれだけ。
薬師丸ひろこも、こうあるべきという母親像を演じているにすぎない。
1リットルの涙の演技には遠く及ばない。
北の国からの彼は、問題外。大根役者だなぁ。トホホである。
駄菓子屋に子供たちがやってくる。
「くーださーいな〜!」というセリフは、違うだろ?
下町育ちの僕らは、みんな、「ちょーだーいな〜!」だった。


響 一朗

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