A Thousand Blessings
2004年1月〜最新|ひとつ前に戻る|ひとつ先に進む
DVDで映画「三丁目の夕日」を鑑賞。 駄目だな、こりゃ。 昭和30年生れの僕にとって、この映画で描かれた時代は 懐かしいはずなのにちっとも郷愁が湧かないのは何故? 昭和30年代とはこういう「色」なのだ、という 勝手な決め付けが随所に見られるからだろう。 CGの多用はその顕著な例。こんなにくすんだセピア色の時代を 幼少期に過ごした記憶はない。もっと輝かしい色の時代を生きた気がする。 この映画は誰に向けて作られたんだろう?多分、昭和ということばの響きに 憧れを抱く若い人たちに?昨年の映画賞を総なめにしたらしいのだが この映画のどこにそんなパワーが潜んでいるというのか?潜んでないでしょ。 勘違いでしょ? 駄作だよ。単なる。 ただし、野ブタをプロデュースの堀北真希はいいね。よかったのはそれだけ。 薬師丸ひろこも、こうあるべきという母親像を演じているにすぎない。 1リットルの涙の演技には遠く及ばない。 北の国からの彼は、問題外。大根役者だなぁ。トホホである。 駄菓子屋に子供たちがやってくる。 「くーださーいな〜!」というセリフは、違うだろ? 下町育ちの僕らは、みんな、「ちょーだーいな〜!」だった。
響 一朗
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