A Thousand Blessings
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2006年04月16日(日) スプリングマン




岸田繁って奥田民生だったんだぁ。
くるりってユニコーンだったんだぁ。
ああ、僕はユニコーンを聴いていなかった。ソロになってからの奥田民生しか
知らなかったから、くるりとの関係性に今日まで気づかなかった。
ユニコーンのアルバム『SPRINGMAN』の全曲感想文を詳しく書こうと思ったが
そんなのは、語り尽くされているであろうから、やめた。
だからほんのちょっとだけ。

面白いと思ったのは、グループとしての共同作業感が
ほとんど感じられない点。最晩年だから?
ビートルズでいえば「ホワイトアルバム」的な。
奥田作品、阿部作品、手島作品、堀内作品がそれぞれの責任のもとに屹立している感じ。
そこには比較としての出来不出来の差はなく、あるのは個性としての好き嫌いのみ。
曲ごとのミックスが違うのは、意図的なのかな?
アルバムの作り方は、ムーンライダースのそれと酷似している。
それは、可能性の未来が無限に拡がっていたという証拠。
寡聞にして奥田民生以外の現在を知らないが、機会があれば聴いてみたい。
そうだー。このアルバムって、意外に大滝詠一っぽい部分があって思わず
ニヤリとしてみたりして(笑)
1993年のアルバム。くるりのメジャーシーン登場まであと6年か。

ちなみに、僕の一番のお気に入り曲は“スプリングマンのテーマ”
別格的に良い。




響 一朗

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