A Thousand Blessings
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2005年09月17日(土) Wingsの最高傑作は「ウィングス・オーヴァー・アメリカ」かもしれん

僕も9月7日の日記に書いたけど、
萩原健太もポールの新作にブライアン・ウィルソンの『スマイル』を見ていたのね。
野球の趣味以外(萩原健太は熱烈な巨人ファン。ブ〜)は、嗜好の共通点が多い。
年齢も同じだし。体型も近いし。
しっかし、ポールの新作は何回聴いても新鮮。
一時期、時代に色目を使ったこともあるけど、今のポールにはそんなことは無意味。
自然体で簡単にこんな作品が作れちゃう。
さらにいえば、常に自然体でいられるだけの才能の余裕があるんだろうな。
ずーっと昔、(記憶ちがいならゴメン)誰かがポールに
「あなたは何もかも手に入れましたが、
あなたにとって今の生き甲斐ってなんでしょうか?」と聞いた。
ポールはこう答えた。
「曲を書くことです」
それを読んだ僕は、もしポールから曲を書く才能がなくなってしまったら、
この人の人生は不幸だろうな、と思った。
僕はあれほどポールを評価していながら、まだ過小評価していたことになる。
自分の短い物差しを基準に考えている限り、巨大な才能の寸法なんて
とてもじゃないが、計れないな。


・’゜☆。.:*:・’゜★゜

ところで、ウィングスの最高傑作は、
『ウィングス・オーヴァー・アメリカ』かもしれん。
スタジオでひとり音を重ねるポールの「あのサウンド」を、
グループで再現したアルバムとして、これは大変な名演だと思う。
・・・いや、もともとウィングスのコンセプト自体がそうなのかもね。
ドラマー、ジョー・イングリッシュの存在は大きいな。

ただし、国内盤も輸入盤も高すぎ。






響 一朗

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