A Thousand Blessings
2004年1月〜最新|ひとつ前に戻る|ひとつ先に進む
今から25年前、僕が勤務するレコードショップに フリクションの恒松君がミニコミ誌を委託しにきたことがある。 まだ、フリクションの知名度は低かったように思う。 彼の見た目のパンキッシュな雰囲気とは全く違う丁寧な物腰と キラキラ輝く目に瞬時にして魅せられた。 事務的な会話を交わしただけだが、それでも最後に笑顔で 「よろしくお願いします」と頭を下げる恒松君に 「頑張ってください!」と心からの言葉をかけずには いられなかった。あのナイフのようなギターからは 想像もできないほど物静かな青年だった恒松君は 今、何歳になるのだろう。。 僕の人生で、目の輝きにあんなに魅せられたのは、 恒松君と僕が司会を勤めたサイン会での尾藤イサオさんだけである。
フリクションの新譜(!)、「FRICTION ’79 LIVE」を 聴いているとあの頃の理屈っぽく突っ張ってた自分の姿が 驚くほど客観的に見えてくる(苦笑) 25年目の反省。随分、長くかかったものだ。
響 一朗
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