A Thousand Blessings
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2005年04月18日(月) オリジナル編集CD-R 【Bass】 & 【Drums】

高田渡が死んだ。56歳。しみじみと悲しくなった。
アルバム「汽車が田舎を通るそのとき」を聴きながら酒を飲んだ。
クソくだらない奴らのクソくだらない音楽が
ウィルスのように繁殖してしまったこの日本から
とっとと消えた高田渡はある意味幸せかもな。ボロボロ・・・っか。。


・'゜☆。.:*:・'゜★゜



一時期ベースを弾いていた事がある。
細野晴臣に触発された買った、フェンダージャズベースのイミテーション。
その後、知人より譲り受けたヘフナーのヴァイオリンベース
(ポール・マッカートニー使用で有名)へと移り、
ほどなくしてドラマーに戻る。
まるで、プロのミュージシャンの話みたい(笑)ドアマチュアすけど。

今回の選曲にあたって注目したのは
1 アイデアの豊富さ
2 音色
3 テクニック
4 ドラマーとの信頼関係
5 音楽を創りだそうとする強い意思

何十人もいる好きなベーシスの中トから、
キャロル・ケイ、ジェームズ・ジェマーソン、ジョー・オズボーン、
ポール・マッカートニー、細野晴臣、寺川正興、岡沢章、チャック・レイニーの
8人を選んでみた。
ベースをこれから始めたいと思っているあなた!必聴ですぜ。



sumita’s selection 2005.4
オリジナル編集CD-R 【Bass】  

(   )内はベーシスト名


1 リーチ・アウト・アイル・ビー・ゼア/フォー・トップス(キャロル・ケイ)
2 愛するあの娘に(カラオケ)/スティービー・ワンダー(キャロル・ケイ)
※ この2曲は長年、天才ベーシスト、ジェームズ・ジェマーソンの
  演奏だと思われていたもの。実は、ロスのトップ女性ベーシスト、
  キャロル・ケイが自分でフレーズを考え演奏したものであった。
  これはかなりの衝撃。そして嬉しすぎ!
  その事実をモータウンは未だに認めない。
  認めない背景にはモータウン伝説に関するドロドロしたものがある。
  “愛するあの娘に”はカラオケで聴いて、そのアイデア溢れる強烈な
  プレイを堪能していただきたい。

3 アイ・ノー・ゼアズ・アンサー/ビーチボーイズ(キャロル・ケイ)
4 駄目な僕/ビーチボーイズ(キャロル・ケイ)
※ 言うまでもなく「ペットサウンズ」セッションのベーシストは
  キャロル・ケイ。おそらくブライアンのアイデアをキャロルが譜面に
  おこしたのだろう。曲の主旋律をまったく知らされていなかった
  当時のスタジオミュージシャンにこのベースラインを発想することは
  不可能であると思う。「ペットサウンズ」にはもっと革新的なベース演奏
  も収録されているが、僕は特にこの2曲のベースを愛してる。

5 ホワッツ・ゴーイン・オン(カラオケ)/マーヴィン・ゲイ
  (ジェームズ・ジェマーソン)
6 エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ(カラオケ)
  /ダイアナ・ロス(ジェームズ・ジェマーソン)
※ まさに天才の仕事!それ以上付け加える必要もないか。
  あえてバックトラック演奏を収録。モータウンのというより
  ポップベーシスト史上、彼以上のベーシストは現れていないし
  今後も100%現れない。完璧すぎるほどの完璧さで創造の
  道を突き進んだジェマーソンの晩年は悲惨すぎる。
  
7 さすらいの青春/ニール・ダイアモンド(ジョー・オズボーン)
8 アクエリアス〜レット・ザ・サンシャイン・イン
  /フィフス・ディメンション(ジョー・オズボーン)
9 手紙を書こう/サイモン&ガーファンクル(ジョー・オズボーン)
※ おそらく最初のロック、ポップス系のスタジオミュージシャン世代では?
  参加したセッションは数千にのぼる。音の何ともいえないまろやかさと
  跳ねるような特徴的なフレージングは彼の独壇場だ。
  ドラマー、ハル・ブレインとのコンビで吹き込んだ名曲は一体
  何曲あるのか?!

10 ウイズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ
   /ビートルズ(ポール・マッカートニー)
11 カム・トゥギャザー/ビートルズ(ポール・マッカートニー)
12 サムシング/ビートルズ(ポール・マッカートニー)
※ (10)は明らかにブライアン・ウィルソンからの影響。それにしても
   何度聴いてもベースのフレーズしか印象に残らない(笑)
   (11)(12)は、ポールが確立した演奏スタイル。
   ブラックミュージックからの影響も大。“サムシング”の間奏のギターに
   まとわりつくベース音の快感といったらもう・・・。

13 午前4時10分前/南正人(細野晴臣)
14 コバルト・アワー/荒井由実(細野晴臣)
※ 僕の師匠(笑) ソウル、アメリカンロックを徹底的に聴きこんだ細野は
  彼独自の沈みながら跳ねるタイプの16ビートの演奏を作り出す。
  これは世界に誇れる事。彼に近いスタイルを持ったベーシストはいるが
  細野ほどの泥臭さを感じさせるのは、リー・スクラーくらいか?

15 あの鐘を鳴らすのはあなた/和田アキ子(寺川正興)
※ 勝手に寺川さんの演奏と決めつける(笑) 違っててもいいしょ。
  後半のハメの外し方は、半端ではない。友人指摘されるまで
  そのことに気付かなかった愚かな僕。とにかくこんなに楽しい演奏も
  珍しい。

16 51st street,lexington avenue/高田みち子(岡沢章)
※ 偉大なる岡沢章。あえて、ごく最近の演奏を選んだ。若い頃のような
   これ見よがしなテクニック披露の部分が無くなり、柔らかく人間的な
   フレーズを多用するようになる。それでも、上手すぎるが(笑)
   素晴らしい音色を作り出す達人。

17 ジョージー/スティーリー・ダン(チャック・レイニー)
※ 超偉大なるチャック・レイニー。
  余分なことは一切しないチャック・レイニー。
  やるべきことは100%やり遂げるチャック・レイニー。
  彼のよさが分かるようになったら、大人です。
  



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でもって、つづいて、ドラムス編。
天然ドラムスフェチでも、好みはある。ただ叩けばいいってもんじゃない。
手数が多ければいいってもんじゃない。
テクニックがあればいいってもんじゃ焼き。
今回の選曲にあたって注目したのは、
1 ストイックである
2 少ないセットで解決する能力
3 一枚のシンバルから5種類の音色を引き出せる能力
4 音楽を創りだそうとする強い意志
5 歌ごころ溢れるプレイ

今回僕が選んだドラマーは以下の13人。なかなかの人選であるとご満悦。
ラス・カンケル、ジム・ケルトナー、ハル・ブレイン、ロン・タット、
エド・グリーン、レヴォン・ヘルム、ロジャー・ホーキンス、
村上秀一、ジム・ゴードン、山木秀夫、林立夫、ジェフ・ポーカロ、
ケネス・バトレー。

今、気付いた、黒人が一人もいない!もちろん黒人のドラマーも大好き!
ただ、今回は白人オンリーでいきましょ。
ドラマーのCDーRだけで、100枚組ができるわ。作ってもいいけど。
ドラムスを始めようと思っているよい子のみなさん!必聴ですぜ!


sumita’s selection 2005.4
オリジナル編集CD-R 【Drums】  

(   )内はドラマー名

1 フューズ/ジャクソン・ブラウン(ラス・カンケル)
2 ディス・ホール・ワールド/ブライアン・ウィルソン(ジム・ケルトナー)
3 カリフォルニア・ガールズ/ビーチボーイズ(ハル・ブレイン)
4 ジ・エンド・オブ・ソング/カーペンターズ(ロン・タット)
5 帰ってほしいの/ジャクソン5(エド・グリーン)
6 禁断の木の実/ザ・バンド(レヴォン・ヘルム)
7 僕のコダクローム/ポール・サイモン(ロジャー・ホーキンス)
8 なごり雪/イルカ (たぶん・・・村上秀一だと思う)
9 ディア・ミスター・ファンタジー/トラフィック(ジム・ゴードン)
10 トーキョー・シティ・ヒエラルキー/bank band(山木秀夫)
11 ほうろう/小坂忠 (林立夫)
12 論寒牛男/大滝詠一 (林立夫)
13 99/TOTO (ジェフ・ポーカロ)
14 ハート・オブ・ゴールド/ニール・ヤング(ケネス・バトレー)


疲れたので、ドラムスに関するコメントは後日。
体調、、わりぃ〜〜〜〜^_^;


響 一朗

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