A Thousand Blessings
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2005年04月07日(木) |
編集CD−R 【claus ogerman arrangements vol.1&2】 |
ミュージック・マガジン誌のとうようズトークから。
「歌というのは人間の最大の発明だ。言葉のない音だけでは 人の心を揺り動かす力はない。音だけだったら、フワフワ漂うだけ。 言葉に音がつくことで、天上に昇っていける」 作詞家・なかにし礼
「クラシックは聴く人の精神を鼓舞し、社会改革の力を引き出すのに対し、 大衆音楽は批判精神を眠らせ、大衆を体制の奴隷にしてしまう」 思想家・社会学者アドルノ
「音楽を身近なものとして、日常の中で聴いて暮らす体験に立脚して いない音楽論なんかに価値があるのか」 音楽評論家・中村とうよう
追加
「つまりさー、音楽はまず初めに脳のフィルターにメロディやアレンジや 演奏が引っかかり、 フィルターを通過した声や歌詞は沈殿物として心に蓄えられていくんじゃない? ペットサウンズのバックトラック集を聴いたとき、感心しっぱななしだけど 一度も泣けなかったよ」 寒山拾得の寒山の方・墨田妖児
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↑てなことを言いながら、クラウス・オガーマン特集。 いえいえ、オガーマンのアレンジはまさに「ヴォイス」であり 「リリック」であるのだ。 いや、言い訳じゃなくて。本当に。
大好きなアレンジャー、クラウス・オガーマン特集の編集CD-Rを作ってみた。 一聴してすぐ彼と分かる独特なアレンジ。 僕の中では、ネルソン・リドルやゴードン・ジェンキンスと同等の評価。 コード名を特定しがたい不思議な和声に眩暈を覚える。
【claus ogerman arrangements vol.1】
1 クラウス・オガーマン/アイ・シュド・ケア 2 スタン・ゲッツ/ヴァーモントの月 3 ビル・エヴァンス/グラナドス 4 ウェス・モンゴメリー/バンピン・オン・サンセット 5 アントニオ・カルロス・ジョビン/ウォーターズ・オブ・マーチ 6 ビル・エヴァンス/シンバイオシス 7 ジョージ・ベンソン/ブリージン 8 ジョージ・ベンソン/ヴァルデス・イン・ザ・カントリー 9 クラウス・オガーマンorch/タイム・パスト・オータム 10 スタンリー・タレンタイン/ウォーキン 11 マイケル・フランクス/アントニオの唄 12 ジョアン・ジルベルト/エスターテ
【claus ogerman arrangements vol.2】
1 ジョイス/デスコンパサダメンテ 2 ヤン・アッカーマン&クラウス・オガーマン/アランフェス協奏曲 3 マーク=アーモンド/ヴィヴァルディ・ソング 4 ドクター・ジョン/シティ・ライツ 5 ドクター・ジョン/レイン 6 フレディ・ハバード/ラブ・コネクション 7 フレディ・ハバード/レイジー・アフタヌーン 8 アントニオ・カルロス・ジョビン/ダブル・レインボウ 9 クラウス・オガーマン&マイケル・ブレッカー/イン・ザ・プレゼンス アンド・アブセンス・オブ・イーチ・アザー 10 クラウス・オガーマン&マイケル・ブレッカー/コーフ 11 ダイアン・クラール/アイ・シュド・ケア
響 一朗
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