A Thousand Blessings
2004年1月〜最新ひとつ前に戻るひとつ先に進む


2004年11月13日(土) ラジオに出演した中島みゆき

川嶋あいって、、なんじゃぁ〜〜!ってな感じでテレビを見ていた。
(鳥越俊太郎の音楽番組)
もう一番苦手なタイプのシンガーね。
音程はふらつきまくるし、リズム感はないし、
取ってつけたようなビブラートはべたつくし、音楽それ自体もつまらないし。
わざわざ取り上げるようなタマではないのだが、知らなかったんですよー。
彼女、「I WISH」のリードボーカルなのね。
僕のかつての同僚が好きでね。「墨田さん、最高ですよ!I WISH!」って
薦めるわけだ。わ!くだらん!とも言えなくて、「なかなかですね」と
何がなかなかなんだか分からないボケ方をしていたのだ。
そっかー、この女がそうか。顔も嫌いだなー。人気あるんだってね。




数日前にFMラジオ(坂崎幸之助の番組)に中島みゆきが出演していた。
彼女の生の喋りを聞くのはほとんど初めてのようなもので、
噂には聞いていたが、かなりのもんであった。
「みゆきってさぁ、歌はあんなに暗いけど、ほんとはすっごく明るいんだよね」とおっしゃるファンは多いようで。
はいはい、確かに明るかった。

最初は「この女、躁病か?」と思った(苦笑)
とにかくうるさい。ひとときでもじっと人の話を聞いていられないようだ。
様々な声色を使い、恐るべき抑揚のつけ方(ここまで話し方に
抑揚をつけるひとを僕は初めてみた)で機銃掃射のように
喋り捲っていた。
坂崎もさすがにお疲れのようであった(笑)
あれほど詞の世界で「わかってらっしゃる」お方が、実像は
センシティブの欠けらも感じられないじゃじゃ馬なのは何故?なんて思ったりして。

さて、考えた。
彼女は、「虚構の世界の中島みゆき」と「現実の世界の中島みゆき」の落差
を世間が面白がる事を面白がって演じているのではないだろうか?
つまり、どちらの中島みゆきも本当の中島みゆきではない可能性がある。
すっごくシニカルで冷徹な人だったりして。
間違いなく彼女は最高の詩人でありメロディーメイカーであり、シンガーである。中島みゆきもどきは数々あれど、中島みゆきに影響を
与えた存在がはっきりと見えてこないのも不思議である。
そういう意味では孤高の存在なのかもしれない。

中島みゆきの世界(虚構の方)を愛する人間にとって、
ラジオから聴こえてくる彼女の喋りは正直きつかった。
でもあれを「いい!」と感じるファンも多いのだ。
僕にはそこまでの包容力はないなー。
聞かなければよかった、と後悔した。
が、しかし、番組でかかった彼女の新録音は素晴らしかった。感動した。
多分、CDを購入すると思う。
訳分かんねー!なんだか中島みゆきにいいように扱われてる感じ。

今後、彼女の生の声を聞く事はないだろう。
もし耳に触れる機会があったら、すぐにスイッチを切る。


響 一朗

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