A Thousand Blessings
2004年1月〜最新|ひとつ前に戻る|ひとつ先に進む
今の若手のお笑いで面白いのは、「笑い飯」だけ。 他には強いてあげれば、秋山竜ニのキャラクターがちょっと面白いかな? (ロバートが面白いわけではない) お笑い番組は結構見ているが、どいつもこいつも練り上げた「芸」といったものが感じられない。 聴衆のお笑いの沸点が低すぎるために、 「あの程度」でも笑ってもらえる、 言い換えれば飯が食えてしまう。 芸へと昇華しようとする不断の努力をする前にすでに聴衆に受け入れられているという現実は、芸で生きていくことを「目指した」連中にとっては 或る意味不幸な事かもしれない。 って、違うか? 不幸じゃないか。結構、満足しちゃってるのかもね。 苦節〇〇年なんていう言葉は、死語(みたい)だし、 「笑っていいとも」に出演できれば、なんだか、ゴールインみたいだし。 君たちはテレビにでることを目標としてやってきたの? テレビで通用する毒はすでに毒であるはずがないし、 笑わない聴衆(つまり僕のような人間)の前でネタを披露して たたき上げて行く過程を端折ってしまえば、当然芸人としての 寿命も短くなるわけで。 でもいいのか、それまでにしっかり稼いでしまえば。 爆笑問題がまったく(!)つまらなくなったのは、 テレビに出すぎて、自らの芸を磨こうとする時間と意思を 失ってしまったのが原因だろう。 「笑い飯」の右側の話術はかなり訓練されていると思う。 彼らがテレビの世界から少しでも早く抜け出す事を祈って止まないのだが、 見通しはちょっぴり暗い。関東でも売れ始めているから。
松永孝義さんを聴きたくて、朝からMUTE BEATです。 本当に、いいグループでしたねー。 基本的には小玉さんのグループですが、僕の耳はいつも松永さん のフレーズを追いかけています。 完璧理想的なベーシストだわ。 特に好きな曲は次の3曲。もちろん松永さん大活躍!
1 STILL ECHO 2 WISKY BAR 3 BLUE BEAT MELODY
茂木欣一(もてぎきんいち)といえばフィッシュマンズの名ドラマーだったのだが、今では東京スカパラダイスオーケストラのドラマーとして世間に 名を知られている。ちょっと不満だす、ブ〜ブ〜。 だって、芸風が全然変わっちゃったんだもんね。 まあ、それは言い換えれば茂木の適応能力の高さを 証明しているのだが。だから、すごいすごいで済ませればいいとは 思う。 ジャズファンにしか分からない喩えだが、 マイルスと仕事をしていた頃のジャック・ディジョネットと キース・ジャレットのトリオに参加したジャック・ディジョネットの 芸風の違いに似ている。 茂木にしてもディジョネットにしても昔の方が個性的だったということを 言いたい訳で。 スカパラの基本リズムは2拍子だが、そもそもそれこそが 茂木のゴムが伸び縮みするような独特なリズム感覚を 生かせない原因のように思う。 ぜひ、フィッシュマンズの諸作を聴いて欲しい。 アーチストと職人の違いが分かってもらえると思う。
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イーグルスの“呪われた夜”って、唐突ですが、 完璧無駄がない演奏ですよねー? J−WAVEでかかっていましたが、 かなり見直しちゃいました。よかったー、4枚組ベスト手放していなかった。 ほッ。
明日購入予定のCDは 「岩井宏/30歳」と「南正人/ファーストアルバム」。 岩井さんは数年前に交通事故で亡くなっていたそうだ。 知らなかった。あのバンジョーのあたたかい音色は 忘れがたい。
響 一朗
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