オトナの恋愛考
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2015年11月30日(月) 晩秋の小旅行 横浜ー埼玉ー東京


11月の小旅行を記述していなかったので。

11月2週目の週末は東京にいる娘たちに会う為に
ひろとのデートは横浜にしてもらった。
みなとみらいの夜景の美しいホテルの高層階を予約した。
建物はかなり老朽しているビジネスホテルにしては
立地条件が良いわりに格安で高層の部屋がとれたので
部屋の狭さより窓から見える夜景が贅沢な気分になれた。

ランチは中華街のお粥の専門店で軽めにして
古いホテルにしては有名な飲食店が揃っているレストラン街で夕食を頂く事にした。
日が暮れても雨が降り止まず寒かったのも一因。
寒い思いをせずに部屋から行ける、夜景の眺めが素晴らしい焼き鳥専門店。

カウンター席の向こうで職人たちが串焼きを炭火で焼いていて
その向こうの大きなガラス窓から雨のみなとみらいが一望できた。
次の日は下の娘の職場に行く予定で、そこから転居したばかりの家に
一緒に行く予定だったが、仕事が終わるのが夜遅くだったので
ひろに夕方まで付き合ってもらい、品川で新進気鋭の若手監督の
ハリウッドに初めて進出したという、忠臣蔵をモデルにした映画を観た。
四十七士が中世の騎士に設定されていて、
途中に忠臣蔵みたいだなあ、と気づいてしまったが、あれはあれで楽しめた。

品川でひろに心配されながら浅草行きの電車に乗った。
「娘さんに会えたら必ず連絡してね」
方向音痴だと思われているが、都内の電車は田舎に比べたら複雑怪奇。
やっとの思いで浅草の近くで下の娘と合流して新居に泊まり
翌日はまた品川で今度は恋人を紹介するという上の娘と合流した。

上の娘の恋人は熊本の男性で、娘より6歳も年下だったのでちょっと心配だったが
食事は高級な和風オイスターバーを予約してくれてあって
娘の恋人は最近転職したと言っていたが、食事のマナーや物腰などは
母親が厳しく躾けたんだなあ、とわかるほど品が良く
かえって我が娘の方が男みたいだったので少し恐縮してしまった。
終電を迎えることなく早めに退散しようと席を立つと
娘に急かされたのか娘の恋人が慌ててレジに来て財布を取り出した。
いくら若くとも男性の顔は立てなくてはいけないと
3人で2万円近くの支払いだったがご馳走になることにした。
たぶん彼より稼ぎは良いはずの我が娘は年下の恋人を良く見せたいが為に
私と別れてからちゃんと恋人に代金を渡すだろうから
「ご馳走様でした。パパにはちゃんと伝えておくからね」と微笑んで見せた。

ホッとしたような二人を見ながら終電数本前の新幹線に乗って帰路についた。

今回は娘たちに会う予定があったので
ひろとの時間も上の空で十分楽しんでいなかった気がする。

来週末は母の顔はちょっとまた仕舞い込み
また私の恋人といっぱい楽しむ事にしよう。

初冬の伊豆を満喫する為に恋人はまた逢いに来てくれる。
来年も再来年も同じように続くとは思ってはいないけど
そう思いながらもう6年目の冬を迎えた。


夢うさぎ |MAIL

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