水曜日はノーツヨデーだったので録画しておいた 「タイガー&ドラゴン」を見ました。 10日間くらいの間に岡田くんのSPドラマを3本見たことになります。 それだけ続けて見たらさすがに辟易するかと思ったけど どれも違う顔で全然飽きなかった。 飛鳥時代の中臣鎌足からウラ原のイケテない店長と振り幅が広いなぁ。 3本ともすべて局が違うし当然ドラマの色も違う。 「冬の運動会」みたいにちょっと今のドラマ業界が避けて通ってる ようなマイナーなテーマのドラマを堂々とお正月に放送する 日テレドラマ班は結構大胆。 またフジ以外の剛クンも見たいと思ったお正月でした。
そんな「タイガー&ドラゴン」 落語が出てくるんですよ。 祖母が落語が好きでTVで落語があると必ず見てました。 地方公演があるとよく一緒に連れて行っても貰いました。 「三枚起請」なんて真打の名人芸なのにどうするのよ?クドカン。 いくら西田敏行さんが頑張っても落語を甘く見ちゃいけなくってよ。 と思ったのですがそう来るとは思いませんでした。 落語は小道具といったら扇子と手ぬぐいだけ。 何人登場人物が居ようとすべて落語家さん一人の世界です。 俳優といえど素人には無理なものです。
でもやるなぁ、クドカン。 落語で語られるところを「劇中劇」にして上手くかわしてました。 下手な落語聴かされるよりよくわかるし上手い演出。
前半はほとんど長瀬くんしか出てこず全体的に岡田くんの出演シーンは 少なかったのかな。 でも「冬の運動会」で自分の居場所を模索してた青年の影は全然なく ダサいデザインの服しか作れないウラ原の店長にしか見えない。 もうちょっと長瀬くんとの絡みが多かったら楽しかったのに。 1クールくらいの連ドラで見てみたいような気もします。
「三枚起請」は上方落語の名作。 古典落語は文楽や歌舞伎と一緒である程度予備知識を 入れていった方が楽しめるとは思います。 「起請文」がどんな意味を持つのかわかってないと 「ウソの起請文を書くと熊野の神様のお使いの烏が3羽死ぬ。」 というオチがストンと落ちてこないかも。
長瀬くんも「花魁って何だよ。会ったことあんのかよ?」 って言ってましたけどね。 岡田くんが言ってたように 「どんな話かわかってる客に面白く聞かせるのが落語」なんです。 クドカンってもしかして落語が凄く好きなのかな。 あまりにも名セリフ過ぎてクラクラしました。
ドラマ放映後すぐにDVD発売のお知らせってのも上手い戦略。 一月放映で3月に発売って超スピード技。 余韻が消えないうちに予約できて届いちゃうっていいですね。 一年とか間を開けるよりいいのかも。 と言っても私は予約したわけじゃないんだけど。 岡田くんのこといい役者さんだなぁ、と思ったお正月。 でも「東京タワー」はたぶん観に行かないと思います。
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