あたしと彼のこと
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よる、彼を夕食に誘った。
「ねぇ、夕飯まだなら一緒に食べにいかない?」 電話でもって、ひとしきり明るい声で言うのは、わたしの気遣いである。 きっといつものように返事を渋るかと思ってのことだった。
でも今回はちがった。彼は、 「あ、今ちょっとね、手が放せないんだ、時間かかりそうだからなぁ…」 と、行きたい気持ちはあるけど、用事があって行けないという感じで返事 してくれた。とてもナチュラルに断わってくれたので、私は正直とっても 嬉しかった。理由がある時はちゃんと断われるんだなぁ、なんて思った。
「うまく断わってくれてありがとう!」なんて思ってしまったほど、でも これは思うだけで言わないでおいた、言うことではない。その変わり
「なんだぁ〜そうなのかぁ、そりゃタイミングが悪かったわね、また今度 誘うわね」とナチュラルに返した。
こういう会話がたくさん繰り返されて、習慣になってゆくものだと思う。 良い習慣を心がけよう。言葉より態度が大事、アタマよりカラダで納得。
これは小さな一歩だけれど、近い将来、振り返ったときには大きな一歩に なっているはず。そう願う。
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