あたしと彼のこと
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2002年01月27日(日) 小学生もしくは小動物なみ

本日、ゲームなんてまるで無いもののように見向きもせず過ごしました。
興味を示さなければ、そこに在るものも無いのと同じ事なのですね。
とまぁ、そういう事に気付いてしまったので、ヒサビサにオーブンを使い
一日かけてパンを焼いた次第です。気紛れで焼いたのですが、しかしこれ
がまた見栄えも味も素晴しい仕上がりで、つい自慢したくなって彼の家に
飛び込み押しかけてしまいました。夜の10時に。

鉄腕DASHもすっかり終わって日曜洋画劇場でものんびり見てるだろう
時間です。なので、きっと家に居るはずだと確信しておりましたが、もし
かして居なかったときの為に「すっごくおいしくできたからあげるっ!」
と書いたメモも一緒に、パンの袋に入れていきました。

車で数分の距離を飛ばし彼の家へ、そしてチャイムを鳴らして、待つ。
ちょっと間をおいてからしか出ないのは、いつもの彼のこと。

家の中で慌ただしくも静かな気配と共に、身なりを整えつつ扉を開ける彼
玄関には女ものの靴・・・というのは、いつも連絡せずに彼の家を訪問す
るときの私の妄想。心配しているのではなく、ただの妄想。
だいじょうぶ、案の定、妄想で終わりました。

部屋に入ると丁度カップラーメンにお湯を注いだ所のようで、ラーメンの
かおり漂う台所に電気がついていました。これから夕食のよう。
もう10時なのに・・・わびしさを吹き飛ばすように「パンあげるー」と
言ったところ、すぐさまかぶりついて食べてくれましたヨ、嬉しい。

どうどう味は?と聞くと、うまいっ!と言って、頭をグリグリしてくれま
した。ちょうど、100点とった小学生の息子の頭を撫でるそんな感じで
グリグリされてしまったので、ついつい私も小学生のように満面の笑みで
両手をふって飛び跳ね、鼻を鳴らしながら大喜びしてしまいました。
尻尾がないのが非常に残念でなりませんでした。

今書いてて思いますが、なんだかコレものすごく幸せなのではなかろうか
と思っております。というか間違いなく幸せであると思います。
その時は、歓喜極まりなく情緒を小動物並みにしていたので気付かなかっ
たのですが、確かに今までに無いくらいの満ち足りた幸せが、そこに在り
ました。小学生、若くは小動物扱いしてくれた彼、ありがとう。

とまぁ、こうやって書いて思い出して、また幸せを感じている私です。
しかし幸せっていうのは、求めるものじゃなく、感じていくコトなんです
ねぇ。いや、なんとなく。


桑田そら |MAILHomePageBBS

読んでくれてありがとう。

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