あたしと彼のこと
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きのう神頼みしたとき、わたしの願いごととは? とハタと考えた。
こうなりたいと思うことは沢山あるのに、ひとことで言い現わせないのだ つまり、沢山あるそれらを叶えることで、目指していく方向というものを 実は曖昧にしていた事に気付いてしまった。 もちろんそれを探している最中なのではあるが、しかし模索しているそれ は二人のかたちであって、私がひとりで目指し叶えたいと希望を持つもの とは別である。自分自身でもつ希望はしっかりあった方が良い筈なのだ。 良い筈なのにそれが無かった。神頼みで、そのことに気が付いた。
彼と私は行為態度そのものは恋人のものの様なのだが、肝心なところだけ そうでは無いところがある。これは、モノの外側だけを撫でたり温めたり またはその姿形を大切にしているような感じに似ている。 人間というものは中味が詰まっているものである。暖かくて冷たいものや 濃くて薄いものがたくさん詰まっているもので、それこそが肝心なのであ り、育み築きあうものの源であると思う。
私は、彼のその部分に達していないのに、そこに触れているつもりになっ ていたようである。中味というのは、もっともっと深くて奥にあるもので たくさんの膜のようなものに包まれていて、誰かに簡単に見て取れるもの ではない。私はこの事実に気付いていなかった、というか更めて気付いた。
きっと、だから、私達は恋人とも友達とも呼びきれずに居るのだろう。
私も彼も、その奥のほうを見せ合う決意をもっていない。 かと言ってお互いに見せ合いたい相手である事には変わりないのだけれど その膜につつまれた奥をさらけ出せないでいる、やり方がわからない。 きっと、初めてのことなのだと思う、簡単には出来ないでいる。 私は彼に、その奥のほうを見せ合える決意をもちたい。
だから、そう・・・まずは沢山あるものの、その価値観や重要性や存在と いうものを伝えてみようと思う。今までなかなか言い辛いこともあったが うまく言えなくて言っていなかった。うすうす気付きながら、そこに触れ ようともしないで放置していた。 まずそこから逃げないでいこうと思う。このままでは、良いことはない。
私はもっと、彼のなかの肝心な部分と関係したい。 彼を知りたい、もっと知りたい、わたしのことも知ってもらいたい。
二人の発展的な課題というか・・自分の目指すコレだという確信にふれる 到達点とその過程が見えてきたような気がする。おぼろげながら少しずつ。 少しずつ分かってきたから、少しずつやってみよう。
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