あたしと彼のこと
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2001年11月04日(日) ナイス晩御飯

夜9時頃にメールが入った。

「さっきTが突然遊びに来た、何かと思えば、峠に行ってたんだ〜ブイブイ!
だとか・・・そうかそうかオレはハラが減ってるんだ(-.-)メシー」

という内容(笑)
彼の、ハラへったは、御飯を一緒に食べよう、にほぼ等しい事を
私は知っている。

「食いっぱぐれたの?何か持ってったら食べる?」と
食事済みだが返事出してみたら

「わ〜い、メシだメシだ〜♪」と返ってきた

よっしゃ待ってろ、今そこの棚の底に眠ってる買い置きの即席カレーを
持っていってやるぞ!でも5箱パック400円のお特用じゃなくて
1箱200円の方にしてあげる、だんぜんそっちのが美味しいから!

とまぁこんないきさつで、私は程なく彼の家に救援物資をもって到着。
お出迎えのない扉をおもむろに開けてズカズカ入り、靴を脱ぎ台所に
むかう、お腹が空きすぎてぐったりへばった彼を後ろに、私はゆっくり
カレーを暖めなおし盛り付け、彼の目のまえにタンと置いた。
そしたらイヨッ待ってました!とばかりに「美味しい美味しい」と言って
とてもお行儀よくぺろっとたいらげてくれました。

じつは彼、即席でもコンビニ弁当でも、失敗して激マズの卵焼きでも
文句言わず食べます。ほんっとーにどんな事があっても文句言わないので
自分で食べるまで、味付けに失敗したのを気付かなかった事もある位です
(味見しろよ私)本日のメニューに関しては、カレーに生卵が入って
いたので「これは豪華だ!」と真剣喜んでおりました。
ちょろいちょろい。

しかしながらあの喜ぶ顔を見ていると、これぽっちでこんなに喜々として
いるのだから、目一杯美味しいものを作ってあげたら一体どんなけ喜んで
くれるのだろうか、とか献立を本気で考え出してしまったので、ちょろい
のは実は私の方であったのだとフト気付きました。
彼の方がナチュラルに一枚うわて。

そうそう、サラダにキャベツの千切りのみを「食えるか!?」ってくらい
持っていったんだけど「大好物だからどんなけでも食べれるよ」と言って
喜ばれたので、すかさず私は「じゃぁ今度はバケツに一杯分くらいもって
くるね!」と、本気で言いました。
さりげなく逆襲、でもぜんぜん空振り。
やっぱり彼のが一枚うわて。


桑田そら |MAILHomePageBBS

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