あたしと彼のこと
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夢のなかで私は母になった となりには私の母がいて2人で子供の眠りを見守っていた 「そうか…わたし彼の子を産んだんだわ」そう思いながら 赤ちゃんが吐いたミルクでよごれた口を拭いてあげていた 弾力のある肌、丸くすべすべしたその頬のリアルで柔らかいこと!
手に感触を残したまま夢は覚めた そのなかに彼は出てこなかったけど、私はとても幸せだった 今まで生きてきた私の記憶の中で、いちばん幸せそうな母親 その空気はとても穏やかだった あぁ・・・こども産みたいなぁ
でもこれは「結婚したい」とは別のもの 身体の余りある機能を使ってみたい、これは女としての興味のひとつだけど 私には、人生において自分のなかの柔らかい暖かい感情を注ぐ相手が必要だ そういう優しい愛情をはぐくもうとする源は、相手が居ないとしぼんでしまう いま私が出来る無償のこころの働きと潤いは、彼だからこそなのだ 彼がパートナーとして生涯共にする相手であると認め合う事が出来たら それはどんなに幸せだろうか、でも叶わない、私は求められていない・・・まだ あと1〜2年しか待てないだろう…あと1〜2年で諦められるのだろうか
子供に託したい、もしそれが叶ったら、彼は居なくてもやっていける そう思ってしまった
実は私、以前に結婚をほのめかして一度断わられている 「今は自分の生活が大切だから嫌だ」そう言われた 将来はどうなるか分からない、この状態が良い、今が楽しいからこれで良いらしい その気の無い人だから、彼との結婚は、いまは出来ない
それでも少しまえ生理が遅れたとき「もしもの時はちゃんとする」って言われた しっかり話しあうまえに生理はすぐきた、でもすごく考えた ちゃんとするって何?責任?そういうのがイチバン無責任じゃないのだろうか 彼にしてみれば、望んでもいない子供と妻に、これからの一生涯を振り回され いろんな自由を奪われる事はほぼ確定だ そういった予定外の事で悩み苦しみ、我慢を要求されるだろう 我慢する事が「ちゃんとする」ことじゃないと思う 心を入れ替えて何かを励んだところで、その真ん中にある暖かいものは 努力だけでははぐくめない事を知らないのだろうか、気持ちは心に宿るものだ この状態で彼に結婚や子育てされたら、きっと私はまたリコンしてしまう 親が別れる事で子供がどんなに迷惑になるか、彼ならよく分かるだろう だからといって両親が居るだけの不幸せな家庭の辛さは、私がよく知っている
いま産むならひとりなんだなぁ・・・ なんか辛いよ、自分の気持ちがよくわからなくなってきた いっそ彼のこと嫌いになれれば楽なのに、自分勝手だなぁ…私
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