By さくじゅん@ジャミン・ザ・キッチン
「松井がヒット1本打ってベンチに下がりました。」だけで、 ヤンキース7−11阪神の試合結果をテロップで流すことさえしなかった ニュース朝いち430め。 そして報知新聞のこのレイアウトも分からん。
もうすぐセ・リーグ開幕ですね。
ジャン・ヌーベル展@サントリーミュージアムへ行った。 雨のためか、会場内は空いていて、快適に見て回れた。いや、目で「見る」というよりは、 今回のはその場に身を「置いてみる」展覧会と言ったほうがよいかも知れません。 展示手法自体が、「かつてない斬新性に富むものとして各国で絶賛されてきました。」とチラシにある通り、 鑑賞者は次々に切り替わるスライド映像や、キャノンの技術によるらしい大型プリントを眺めながら暗室の中を歩いていく、という形をとっていて、 他の展覧会とは違った感じでなかなか面白かったです。
で、 ジャン・ヌーベルという人は現役バリバリのフランス人建築家らしいのですが、 彼が考え出す建築物がまた、超斬新なのです。 今回、「実現せず」という作品のイメージ図も何作か展示されてたのですが、 「そりゃこれは実現するの難しいやろ…」と納得してしまう(笑) 例えば、東京お台場の、人工火山みたいな美術館とか。。 (外観がまるっきり木に覆われてる山で、なんばパークスの「パークスガーデン」なんか比べものになりません。) まず、私たち日本人が、そういう美術館があるお台場の風景を想像できるほど、 彼のセンスに追いつくことができてない気がする。。 そして…素人目から見ると、 …作れるんか!?こんなん。といらぬ心配をしてしまう。。 あと、木の根が張って10年後くらいに崩壊しないかとか ガラスを多用した建物なんかは毎日のガラス拭きが大変そうだとか。。
私は建築のこと何も知らないんですけど、 建築って、人との関わりがすっごい密な分、実用性だとか、耐久性だとか、安全性だとか(今話題の回転扉とか)、 いろいろ制約がキツい芸術なのだろう。 ジャン・ヌーベル自身も、そういうことでいろいろ批判を受けたりするらしい。 でも、 制約とか約束、さらに既成の方法論に縛られるあまり、 人は、なかなか「現行のより新しい段階」のものを生み出せないものだが、 彼は自由に、堂々と自分の思うイメージを具現化してる。 想像力がいつでも力強くて、勇気があるなあ、すごいなあ、って思います。 「建築」という枠自体が、彼にとってはもう古いのかも。
出川哲朗が40才なことが衝撃だが(^^;) 『部屋とYシャツと私』の方も40なのがちょっとびっくり。
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