By さくじゅん@ジャミン・ザ・キッチン
2003年11月23日(日) |
Hickey ヒッキー |
発音は一緒なのに、 英語と日本語(俗語)ではずいぶん意味が違うようで。 私は一時期後者に陥りかけ、 今もちょっとやばい(笑)
こっからは完璧に自分のために書くので、 今これをご覧になっている方、今日は特に面白くないと思います。 …まあ、いつもそうなんだけど(苦笑)、 今日は特に自己満足日記の本領を発揮するので。 気分悪くなるかも、って方は飛ばして下さい。
・・・
って、何か書こうと思ったが上手く書けない; やっぱ、上手く書こうとしてしまう。自分をきれいに見せたがる。 それが私のぬるくてあまいところで、 まず、そこを改善すべきなんだろう。
じゃあせめて、Web上ではきれいな私でいさせて下さい! って開き直ることにして、 かっこつけて小説の引用などをしようと思う。
―「だって、詐欺みたいだと思わない? 小学校出たら、中学校。中学校出たら、高校。高校出たら、大学。大学出たら、会社。 会社の次は結婚で、その先はもうお墓の心配しなくちゃいけない。 一本道に次々に落とし穴が掘ってあるようなもんよ。 一つの落とし穴からやっとのことで這い上がると、 すぐに次の落とし穴が待ってる。 そこから這い上がっても、また次のが待ってる。 落とし穴はどんどん深くなっていって、最後の落とし穴には底がない。 だから、まだ這い上がれるうちに一本道から逸れちゃおうと思ったの」 (本多孝好『MISSING』(双葉文庫)に収録『瑠璃』より。 原文には改行なし。)
「詐欺」!うまいこと言うなあ〜って感動して、 16歳の高校も辞めて自由奔放に生きる女の子が言ってるこのセリフなんですが、 今でもすごく心に残っている。 私は正直、小・中・高の時代、学校があまり好きではなかった。 いつかここを抜け出せる、と、知らず知らずに無責任に期待しながら通っていた。 大学には、来てよかったと思う。 来させてもらったこと、そこでの数々の出会いなど、感謝している。 でも、私は乗っかっちゃってたんだよね、「一本道」に。 それに気づいて愕然とした今、 また新たな「落とし穴」を目の前にして、ずっとこうしてうずくまっているのだ。
「詐欺」なんて言ったらもちろん両親に怒られる(笑) あんたが決めたことでしょ、って。 大学進学するかどうかを決める時、 本当は別に思うところがあったのだけれど、言えなかったし、やれなかった自分。 周りもみんな大学に行こうとしてるし、これが自分にとっても無難な道なのだろうと、 確かにあの時自分で決めました。努力もしました。 ただ、積極性と勇気は無かった。 後からどーにでもなるわ、って思ってた。
済んだことをあーだこーだと言っていても仕方ない。 大学に来たことを後悔はしてないから。 問題は今、思い切って「一本道から逸れ」るか否か、ということ。 私が想像してしまうこれからの「一本道」は、 大学卒業→企業に就職→会社での仕事に追われ→結婚→出産・育児→老後…。 これからの時代は各々のライフスタイルがどうの、とか言われている時代に何だが、 今妥協したら、私はこの「一本道から逸れ」ることなく忠実になんとなく歩みそうな気がする。くすぶりながら。 やっぱり、これから先の方が、「落とし穴はどんどん深くなってい」くんだろう。 例えば、お金を稼ぐために就職して、お金が貯まってから、 自分の夢を叶えるために勉強するので辞めます、っていうやり方は、 そんなに効率のいいもんなんだろうか?バイトでお金を稼ぐのと比べて。 去年就活をやったけれど、 なぜ当社に就職したいのか、の面接官の問いに、 私はちゃんと答えられなくて、当然面接にも落ちまくった。 「お金が欲しいから」1年考えたけど今でも正直、それしか答えられそうにない。 就職ってそんなに甘いもんじゃないと思うし、 それならばいっそ、 思うところに情熱を集中して注いで生きたいと思うのだ。
今、逸れとくか、それともそれは、間違ってるのか。 ―「一本道を逸れようと思ったら、 落とし穴以上の障害が待っていることも覚悟しなくちゃいけない。」 (同じく『瑠璃』より引用。) そうなんだよなあー。 私にとってまず第一の「落とし穴以上の障害」は、両親なのだ。 大学まで行かせてもらった上に1年ダブったくせに、そんなこと言ったら… 親不孝してるのかなって思うことがすごくつらい。 もう突き離して欲しいと思うこともあるけど、 勘当されたら困るしなー(苦笑)
一本道かわき道(って言うかこれが本来の道なのかも)か、 どっちに行こうか?? せっかく1年費やしたんだし、 悩み続けるのはもう止めなければ。
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