ちょっと前に撮影後のアフターでレイヤーさんから 「ずっと同じポーズをさせて撮り続けるカメラマンがいて困った」 という話を聞いたことがあります。
レイヤーさんやモデルさんを、人形か何かと勘違いしているんじゃないか って感じたとのこと。 (同じポーズを続けると疲れるというのがわかっていないようなカメラ マンだったらしい)
あと、この前撮影させていただいたモデルさんは、 「めちゃくちゃ寒いときの撮影で、寒さが顔に出ないように、我慢して 演技していたんだけど、カメラマンさんにはわかってもらえていなかった (寒くても平気だと思われていた)ってことがあった」と言っていました。
で、自戒の意味も含めてちょっと書いてみます。
レイヤーさん同士が撮り合う場合や、モデルもやるけどカメラマンもやって いるという人の場合には、撮られる側の気持ちもある程度わかった上で 撮影できると思うけど、私自身は「撮られる側」はやったことがないので(笑)、どこまで気持ちがわかってあげられているのかはあまり自信はない です。 撮影しているときには、どうしても自分のことに精一杯で、視野が狭く なって、周りの状況があまり見えていないことも少なくないだろうし。
ただ、いろんな撮影の「経験」によって、昔に比べたら、少しは配慮 したりできるようになったのかなあって思うし、撮影会やグループ撮影など でカメラマンが自分1人じゃないときには「いっぱいいっぱいの状態」 にならないから、多少、心の余裕があるのかなあとは思います。
モデルさんが楽しく、気持ちよく撮影できるように、ちゃんと気配りを しているカメラマンさんの様子を撮影会で観察して参考にさせてもらった り、あとは逆に全然ダメなカメラマンを「反面教師」にさせてもらったり(笑)しながら、進歩して来たのかなあって思います。
どんなモデルさんだって、同じ姿勢を続けるのは大変だし、ポーズに よっては腹筋をすごく使うこともあるし、ヒールやミニスカートだと座る のも大変だったりすることもあると思います。 光の状況によっては、レフの反射光がまぶしくて、目を開けているのが 大変というときもあったりします。 撮影の合間には適度な休憩も必要だし、おなかがすいたり、のどが渇い たり、トイレに行きたくなったりするなどの生理現象は誰にもあります。 暑かったり、寒かったりするときもあります。 高所恐怖症とか、虫が嫌いとか、一般の人に見られるのが苦手とか、 普段の生活で歩くのにあんまり慣れていないとか、個人差のあることも あります。
そういうことがどこまで理解してあげられるかわからないけれど、 なるべく気を配ることが良い写真を撮るのに必要なことだと思っています。
同じポーズで大変そうな場合には、一旦、楽な感じになってもらってから、 また撮影させてもらうとか、適度に小休憩を入れてあげるとか、 「大丈夫ですか?」って声をかけたり、あとはなるべくテンポ良く撮る とか、一応は気を遣っているつもりです。
ちなみに、私が個人撮影(ポートレート)で、撮影を始める前に一応 確認しているのは、モデルさんの足下。 同じ場所でじっくり撮るよりは、移動しながらいろんな場所で撮りたい ので、自分の撮影では「いっぱい歩く」のが基本なので、歩きやすい靴 なのか、ヒールが高くて歩くのにはあまり向かない靴を履いているのか、 撮影前にチェックした方が良いと思っているから。
ちょっと前の撮影で、モデルさんの気持ちがわかってあげられなくて、 失敗だったと思うのは、虫が大嫌いなモデルさんを海岸沿いの場所で 撮ったとき。 テトラポットにフナムシがいっぱいいたのですけど、彼女がそっちを 見ないようにすれば普通に撮影できるのかなあって都合良く思ったの ですけど、大嫌いなものが近くにいるということで、普段通りには できなくて、モデルさんの顔がすごくダメダメな感じでした。(苦笑) で、すぐに撮影中断して場所を変えました。
まあ、そんな感じで、撮られる側の気持ちをどこまでわかってあげられ ているのかわからないし、気配りが足りないって思われたりすることも あるのかも知れないけれど、モデルさんから楽しいって思っていただける ように、気配りしながら、今後も撮影できたらいいなあとは思っています。
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