今日は夕べから泊まりに来ていた彼氏と、河口湖へ釣りに。 朝早くに出発して、ちょっとドライブ気分。 車では出かけていたけど、こんなに遠出は初めて。
初心者の私のために、『アホでも釣れるロイヤルホテル前』というポイントに到着。 すっかり準備をしてもらい、まずは投げ方を教えてもらう。 自分では『なかなか♪』と思うのだけど、全然ダメっぽい。。。 その証拠にちーっとも釣れる気配がない。 私ばかりか、彼もなかなか釣れず、周りの人たちも釣れてる気配はない。 どうやら今日はコンディション的にはよくないそうだ。 そうと分かったら、逆にビギナーズラックが期待されて、黙々と投げ続ける。 午前中いっぱい頑張ったけれど、ダメなものはダメで、こうなると諦めのよい(?)私は彼の口からもれた『ドギーパーク』に行きたくて仕方ない。 ポチポチ釣れてる彼に 「ドギーパークに行きたい!」 お願いして、そっちへ向かう事に。 彼も犬大好き人間だから、まんざらでもないはずだ♪
お昼を食べて、いよいよ『ドギーパーク』へ。 入ってすぐにサークルに入った小型犬。 園内は、視界に犬がいない事がないように、ふんだんにワンコ達がいるのだ。 いちいち近寄って話し掛けていく私たち。 それぞれ相手に対して少しばかりの対抗意識がある(笑) 2人とも犬に好かれる事には自信があるから。 普段は触れあう事の少ない大型犬にも出会えて、私はもうこの休日の目的はほとんど果たしたかのような満足感♪ 犬をレンタルしてお散歩できるというアトラクションもあったけれど、それはまた今度ということにして、隈なく園内の犬に声を掛けてきました。 ただひとつ心残りは(これは2人ともそうだけど)、ふれあいコーナーというちょっと大きな小屋の中であんまりワンコと仲良くなれなかった事。 子供達がみんなワンコを抱えていて、私たちはそれを眺めるしか出来なかった・・・。 大人ですから、諦めました(笑)
パークをあとにして、今度は山中湖で少し釣りたいという彼。 最初の予定では今日は帰るという事だったので、そんなに長い時間釣らないだろうと、私は車で待つ事に。 少し日が傾いてきた頃に戻ってきた彼は、あまり釣れなかった事をしきりに悔しがりつつ、『やっぱり泊まる!』と宣言。 は〜??? この時間から空いてる宿を探すの〜? 2人で携帯で検索しながら、湖周辺を車で回りながら宿を探すが見つからない。。。 『空室あり』と書かれたいい雰囲気のホテルに飛び込むも、「今埋まってしまいました」とつれない返事。 「やっぱり帰ろうよ〜」と言う私に、「やだ。泊まる!」と意地になる彼。 また車を出すと、『空室あり』の看板が。 今度こそ!と祈りながら2人で車を降りていくと、おじいちゃんが入り口に座っていて、「空いてますよ〜」と神の声(笑) きっと30年前はこじゃれたホテルだったんだろうなぁという感じの、古いホテル。 2階の部屋が空いてるよ、と案内してくれるのだが、なんとおじいちゃん91歳だそう。 ゆっくりと階段を1段ずつ上がり、案内されたのはダブルの洋室。 こじんまりした部屋だけど、ちゃんとユニットバスもついている。 備付けのタオルはホテル名の入ったものでなく、家庭で使うようなふぞろいのモノで、なんだかすごーく気が休まってしまった。 「お風呂は何時頃入りますか?」と聞かれ、『?』と思っていると、なんでもそれに合わせてスイッチを入れるから、とのことで、なにもかもマニュアル通りではないアットホームなこのホテルが楽しくなってきた。 冷房も、客が入って初めて入れるようで、すぐに冷えますよ〜とおじいちゃんが入れて行ってくれた。 しばらくのんびりして、そろそろご飯でも食べに行こうかと1階に降り、おじいちゃんに声をかけると、 「ご飯を食べるなら80m位先の信号のとこにあるレストランが、2年位前に出来たんだけど美味しいですよ。こんなこと言っちゃだめなんだけどね〜」 と教えてくれた。 それなら歩いていける、と向かうと、なんだか見慣れた看板。。。 「ねえねえ、あれのことかな?ってかあれしかないよね?」 私たちの前に立ちはだかったのは、なんと『ジョナサン』 これには2人とも大笑い。 おじいちゃんは知らないんだろう。 これが若者の間ではポピュラーなチェ−ン店であると。 でも、せっかくの好意なのでここで食べようということに。 私ってば、昨日もジョナで夕飯だったんだよね(苦笑) もう私はおじいちゃんが大好きになってました。 ホテルに戻ると、さすがに玄関先にはいなかったものの、フロントの前で子猫と一緒に座っているおじいちゃん。 子猫は人懐っこく、私も彼もドギーパークでの鬱憤をはらすべくさんざん遊んでもらいました。
なんだか、すごく気持ちの落ち着く1日で、こんな旅をずっと続けられたらいいのにと思ってしまった。
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