「オレはこーゆーのがでぇっきれ〜なんだよっなんだよこれ。
　超ムカツクッ」

1枚のプリントをヒラヒラさせながら上様が久しぶりにお怒りに。
そのプリントとはチビの中学校の学校便りです（爆）

チビは今日で期末考査終了。雪が舞って来た為に部活も中止に。
上様はと言うと、ぢつは26日〜今月の5日まで学校がお休みでございます。
（母ちっとも知らなかったし）
試験前に突入したので部活もございません＝お弁当も無いけどずっと家にいる・・・
家にあまりいないけどお弁当があるのとどっちが良い？って・・・


究極の選択って言うかんじぃ？


ま。そりゃどうでも良いんですが。


上様が何故にお怒りなのかと申しますと、チビが本日持ち帰った学校便り。
『学校給食費未納状況一覧』をご覧になったからなのです。
チビの学校に今年赴任してきた校長は、新任校長でバリバリのやり手で
教頭時代から名を馳せた方でございます。

チビの学校は市内一大きな中学校で、家にお手伝いさんがいる家庭の子から
「お金無いから子供の修学旅行費返して」などと言う家庭の子まで
実にバラエティに富んだ家庭層が集まっております。

その分様々な種類の問題を抱えている訳で。
過去の校長はその辺の「汚点」部分を「子供が可哀想」とひた隠しに
して来たのでございます。

が。

今度の校長は「問題点は問題点として知らせた方が良い」と。
特に「親の困ったチャン」に関しては、ガンガンお手紙で知らせて来てました。
その際たるものが「給食費未納」です。

500世帯以上が集まるこの学校でソレが「ゼロ」だとは思ってなかったけど・・・
「未納金が全体で200万円オーバー」のお手紙には正直ぶっ飛びました。

今度の校長はいきなり未納金の金額を具体的に示し、
「これだけ未納金額があるとこう言う点が困り、将来こう言う事が起こります」と
事細かに説明するお手紙を赴任当初に出して来ました。

その給食費を回収する為に、各家庭に「担任が」何度も連絡をしたり
夜間家庭訪問を「何度も」したり・・・過去もそう言う努力を続けていた事も切々と訴えてきました。
子供一人当たりに掛かる給食費がこれだけで、家庭から徴収している
お金がこれだけ・・・差額の約半分を税金から補助してもらってる・・・
そんな話も始めてしりました。
（補助は知っておりましたが、半額とは知らなんだ）


そう言う主旨のお手紙を出し続けた事により、当初200万あった未納金が
今は145万まで減った・・・と言う内容でした。
でもまだ145万円未納。
もう直ぐ年度末。さて困った。

校長は、とうとう未納金状況一覧表なるものを作成し、それを手紙に
載せてきました。
すごいです。
学年別、金額別に表を分けて、それぞれの人数が記載されております。
未納金1万円以下、1年○人、2年○人、3年○人・・・
1万円単位で表になり、7万円とか8万円の未納者もいて、中には10万円超の家庭も
実に未納世帯は３０世帯を超えてました。

身に覚えのある家庭では「ウチはこの位置にいるんだぁ」と
一目瞭然なのでございます。
コレ見ても払わない保護者がいるって言うんだから・・・どうよそれ


「払うべきお金をちゃんと払わないとは親の癖に許せない。
　こーゆーの払わない家に限って寿司を出前で取ったりするんだろっ」

と上様はお怒りなのです。
いや、寿司は流石にワイドショーの見過ぎって気は致しますが・・・
でも、実際本当にお金に困っているのであれば、手続きさえすれば
義務教育の間の必要経費はかなり減免されるはず。
給食費はゼロのはず。
ここで支払いを渋る家庭は、結局は「払いたくないだけ」なんでしょうね。
同じ保護者として何ともやるせないし、情け無い


「もちろんだと思うけど、ウチは大丈夫なんだろうな？」

うぉう。上様アタクシをお疑いで？
大丈夫、大丈夫。毎日納豆ご飯を食べても、小遣いを減らしてでも
絶対に学校関係費は払うから。任せろ


上様納得なさったご様子。ホ。
小遣いを減らすって「誰の？」と突っ込まれなくて更にホ。


まだまだ詰めが甘いです＜上様