ユータの同級生の女の子、Ｍちゃん。

小学校時代は元気で活発で。頭も良くて運動神経も良くて。
とても目立つお嬢さんだった。
お母さんも色々な活動やＰＴＡに協力的で、スポ少の役員で一緒になったり。
明るくて面白い人なんだよね。

そのＭちゃんね。
中学に入学して少ししてから。ガラリと様変わり（爆）

髪は染めるわ、スカートは「へ？」と思うほど短くなるわ。
話によると、お酒煙草で補導された事もあったらしい。
相変わらずお勉強は出来たようだけれど、素行の悪さで有名になって
しまっていたよ。

真面目なお母さんは、精神的に参ってしまっていた時期もあって
「恥ずかしくて外を歩くのが辛い」ってこぼしていたりもした。
Ｍちゃんの事をいつしかお母さんは「ウチのヤンチャ姫」と呼ぶようになっていた。


一応部活は一生懸命やっていたみたいだけれどね。
夜、派手な格好で街中をウロウロする姿を見た人は多い。
そんなＭちゃんだったから、担任の先生も１〜３年通じて同じ先生だった。

面倒見が良くて、とても評判の良い先生。
１年生のときにたまたま担任になって、入学直後とそれからズルズルと
悪い方向に落ちてしまう彼女を見て「ボクが３年間面倒を見ます！」
と宣言したらしい。
（まぁこれは後で聞いた話だけれど）

お母さんも、叱ったりなだめたり色々手を変え品を変え彼女に接していたようだけれど
彼女の生活体態度は改まらない。
やっと中３になって、染めていた髪を黒く戻した時には彼女の学力に
見合う高校に入学する事は非常に厳しい状態になっていたんだよね。

元々力はある子だから、それから一生懸命勉強して、大学推薦がそれなりに
取れる県立高校への入学が決まった。
ただ、その学校、染髪ＯＫ、ピアスＯＫ、更には私服ＯＫの自由な学校。

高校入学後に会った彼女は、眉毛が無くて（細く書いてあったけど）
金髪のアフロヘアの一見ヤバメの女の子だった。

その後、お母さんに会った時にその話をしたら
「もう良いの。高校は入れたしその後は自分の自由だもん。校則に違反している訳じゃないし」

なるほどね。
そのまま、好き放題な生活をし当然成績も落ちちゃって、
高３の時は大学推薦をもらえるレベルの成績は維持できていなかったそうだ。

だから夏過ぎから必死に勉強に打ち込んでそこそこの大学合格。
「何とか試験で大学に潜り込む事が出来てよかった！！」
とお母さん、嬉しそうだった。
夏頃には「大学生活を歌している」と聞いていた。

そのＭちゃんが、この頃近くのスーパーでバイトをしていると聞いた。
「買い物に行った時に見かけた」と多数の目撃情報あり。
「すっごい変わっちゃって判らなかった！」とさ。
どんな風に変わったんだ？？？

私も結構気をつけてレジの子を見ていたんだけれど・・・
まだ一度も会えてないなぁ。
そしたらさ。

今日、会えたのよ。Ｍちゃんに。
ナニ気に並んだレジがそうだった訳。
でも、見た目じゃ一瞬判らなかった(^^ゞ名札を見て「おお！」と。
ちょっと変わった苗字なの
ストレートの髪を後ろで一つに結わいて、ナチュラルなお化粧をした
彼女は、いつぞやの金髪アフロ、目元がパンダ？なイケイケギャルの
面影は無い。

声を掛けようかな？でも、私の事覚えて無いかも・・・
彼女と最後に会話を交わしたのは。。。多分、小学校の５年生の頃。
もう７年以上前の話だ（爆）

レジが終わって、お釣りを返してくれる時に、私のての平を
両手で包み込むようにしっかりと押さえてニッコリと
「ありがとうございました」
と言うＭちゃん。
あ！私の事だれだか判ったんだ！！

誰が見ても「清楚な女子大生」になっていた彼女だけれど
ヤンチャ姫にどんな心境の変化があったのか。
ちょっと聞いてみたい衝動に駆られたわ(^^ゞ