今日はお仕事のお休みを頂いて、Sかちゃんとクラッシックコンサートへ。
平日の昼間って珍しい時間帯のコンサート。 プログラムに「ボレロ」があって「聴きに行きたい!」ってSかちゃんの お供をする事に。 いえ、もちろん私も聴きたかったし。生ボレロは初めてだもん。
子供の頃、テレビでバレエのボレロを観て「バレエの曲」って ず〜っと頭の中にあったんだけどさ。 「単調な曲だなぁ〜」って思った位で、他に感じる事って無かったな。 あの頃は。
色々な曲を聴くようになって、初めて「凄い曲なんだ!」って思ったもんだわ^_^;
平日の昼ってどうなんだろう? って思ったんだけど、芸術劇場はほぼ満員御礼だったのでは? この会場はお兄ちゃんが小学生の時日フィルの「子供向けコンサート」で 毎年のように来ていたんだけど、もしかしてそれ以来だったかなぁ。 客層としては年配の方が多くて驚いた!! ご夫婦で仲良く来ている方も多くてさ。私達の席の周りはどう見ても 我々より年上の方ばかりだったなぁ(笑)
ちょっと変わったレクチャーコンサート色が強くて、司会進行の音楽評論家の 方の挨拶から始まると言う、ちょっと子供コンサートを彷彿させるような始まりだった。
一曲目は牧神の午後への前奏曲。これもずっとバレエ音楽だと思ってたな(^^ゞ 二曲目はビゼーの交響曲第一番・第一楽章・・・だけ(笑) 両曲とも、演奏前後にマエストロ(テオドール・グシュルバウアー)による 曲の解説なんかも通訳を通して入ったりして 「へぇ・へぇ・へぇ〜〜〜」ってトリビアな気分。 初心者には親切で凄く良いコンサートだなぁ〜って思ったよ。
休憩を挟んで、最後はボレロ。
出だしのフルート演奏者がとっても綺麗な音で、ふぉぉぉ〜〜〜って 鳥肌立つような感動から聴き始めたの。 某書籍(笑)にもあったけれど、本当にボレロって恐ろしい曲。
演奏者の実力が、こんなトーシローなアタクシの耳でも解ってしまうと言う・・・。 曲だけは完全録音されたCDで聴きまくってるから熟知してる訳じゃない。 当然音が外れると「あれ?」となる訳で・・・(苦笑)
うっとり〜→・・・アレ??→うっとり〜→・・・あれ? をエンドレスで繰り返すような・・・(笑) こうなると、こっちも「次の楽器は大丈夫かっ?!」みたいな気分になったりさ(笑) ボレロつーよりボロレ??
それにね。 途中から気がついてしまったの。ヴィオラの主席のお兄さん!! 凄いんですのよ!奥様!!<誰? もう自分の世界に完全埋没、こら、指揮者ちゃんと見てんのかい?! って位「逝っちゃった演奏」してるんだよね(笑) その人見てるだけで、凄く気分が楽しくなっちゃって「見せる演奏」って こう言うのいうのかしら?って思ったわ。
ホント、色々な意味で面白いボレロだったわ。
そしてアンコールは「アルルの女」から「ファランドール」 1時間ほどの短いコンサートだったけど、その分料金もリーズナブル レクチャー付きで良かったなぁ。 またこう言うコンサートがあったら是非行きたいと思ったよ。
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