今朝早くに夫の実家から電話があった。
早朝や深夜の電話って良い話であったためしが無い（苦笑）

義姉（夫の長姉）のお舅さんが昨日亡くなったそうだ。
10年位前に胃がんを患って、それでも手術してお元気そうだったのに・・・
義兄がすでに定年退職している事を考えると天寿を全うされたのかも。
でも、昨年はひ孫（姪の子供）も抱けて、周りの人達に慕われて
良い人生だったのではないだろうか。合掌。

夫は明日、明後日と葬儀の手伝い。
親戚も多いし、嫁である私の出番は無いらしい。
夫の身内は非常に数が多いので（夫のイトコ達だけで30人は越えるのよ！）
基本的に血族以外は、冠婚葬祭には出席しない。

超田舎で濃ゆい人間関係が渦巻く夫の身内の中に出て行かずに済むのは
正直ホッとした（殴）
だって・・・どの人がどこの誰か・・・
親戚多すぎてさっぱり覚えられないんだもん！（泣）



そういえば・・・。
私の従兄にも現在も病に伏せっている人がいる。
年齢は私より一つ上。
子供の頃にとある病気が発症してしまい、それからず〜〜との治療を
コツコツ、コツコツと続けてきていたんだ。

その病気は非常に「重い」ものではあるけれど、自分でコントロールする事が出来る。
放置したら命に係わるけれど、しっかり管理していれば普通に生活できる
から、彼を見ていてもそう言う悲壮感は一度も感じた事が無かったんだ。

なのに、彼と彼の家族はその治療を途中で放棄してしまったんだよね。
本人が数々ある制限に耐えられ無くなってしまい、それを支える家族も
崩れてしまったんだよ・・・。

この夏、従兄は『寿命』を宣告されしまったのだそうだ。
とうとう臓器不全が心臓にまで達してしまい「長くは持たない」と。
伯父と伯母はこの言葉をどう受け止めたんだろう。どう感じたんだろう。

同じ親として、子供が治療を放棄した時点で何とか説得をして欲しかった。
親として今までして来た事が「無」になってしまう事。
確かに精神的にも経済的にも辛い事は多かったと思う。それは判る。

私だって、ヒロが幼少時に毎晩のように喘息の発作を起こして
夜中に病院に駆け込むのは辛かった。
お兄ちゃんもいて、末っ子も赤ん坊で。夫が夜勤の時は途方に暮れたものだ。
連日の寝不足に、イライラが募って苦しむ子供に向かって
「うるさい！」と怒鳴ってしまった事もある。（最低）
苦い薬を飲まないから・・・と叩いた事もある。

でも、何を差し置いても「治療」だけは受けさせた。
命に係わるかもしれない・・・と思うと薬だけは絶対に飲ませたよ。
それが親だと思うよ。親の心だと思うんだけど・・・。


人の寿命なんて何時終わるか判らない。
こうやって従兄の事を思う私の方が事故や病気で先に逝く事も
無いとは言えない。
人の人生なんて全くわからない。でもね。

昨年は激痛に耐えていたと言う従兄が静かに平穏な時間が
少しでも多く過ごせるよう祈ってやまないよ。