2006年02月06日(月) |
盲目のピアニスト(追記アリ) |
盲目のピアニスト・・・と言うと梯 剛之さん、そして最近では 辻井伸行さんなどがご活躍だと思うんだけど、どちら様も何となくご縁(たって一方的に感じてるだけ・笑) があって陰ながら応援させていただいている。
梯さんは拠点は海外であられるけど、ご実家がウチから車で10分ほどの 隣町にあるんだよね。 お父さんがビオラを演奏されるとかで、友達はいつだったか リサイタルに行って来たんだって。その友達のチェロの先生が梯さんの お父さんの御仲間で一緒に演奏したそうなんだわ。
会場が凄く近かったんだもん。私も声掛けて欲しかった・・・(^^ゞ
そして辻井さんは息子達のピアノの先生のお友達のお弟子さんなんだわ。 昔から「お友達が全盲の生徒さんを教えている」とは伺っていたけど 昨年のショパンコンクールに出場していると聞いて驚いた!! そんなに上手なお子さんだったとは! しかもウチのお兄ちゃんと同じ年だそうな。
ピアノって奥が深くて難しい。ましてや視力が無いと言うのは大変な ハンディであるにも係わらず人並み以上の演奏をするという事は きっと想像も出来ないような努力と苦労の上に成り立つものだと思う。
そして一昨日。
2歳で失明してから、ピアノを習い始め音大に入学。 その後作曲をする傍ら演奏活動も続けられていると島筒英夫さんという ピアニストの講演会に行って来た。
都内にお住まいだそうだけれど、我が街まで1人で電車に乗っていらしたそうだ。 都内ならいざ知らず、田舎の町ではまだまだ障害者に優しくない所が 沢山あるというのになぁ。。。
講演会と言う事で、ピアノの演奏とトークを交えた リサイタルのようなコンサートのような形式だったんだ。 一部はショパンの有名な曲を5曲ほど演奏。
流石に時々音が飛んだりする事があったけれど 音色がね・・・何て言うんだろう?私は「音楽好き」なだけで専門的な 事は全然わからない訳だけど、 技術を越える「心」を感じる事はできたと思う。 ピアノが好き!音楽が好き!な気持ちが伝わる演奏はプロであれ、アマであれ 聴いていて気持ちが良い。
後半はご自分で作曲なさった曲を5曲ほど演奏されたんだけど からくり帽子(笑)←中にカスタネット等の小道具入り をかぶって、ピアノを弾きながら頭をポンポンポン♪ 客席は大爆笑(笑)
合間合間にご自分の生い立ちやら、ピアノを始めたきっかけ、ピアノとの 付き合いの中での両親との葛藤・・・。色々なお話を伺う事が出来た。
ご自分にとって「目が見えない事」は癖や特徴と言った類の事で 「個性である」と思っている・・・というお話。 成長する過程で母親に忘れる事のできない「嘘」をついた事があるけれど それは自分の中でどうしても「必要な嘘」であったお話。 見える事、走れる事、喋れる事・・・全てを「当たり前」の事と思わずに 感謝の気持ちを持って生きて行ければ良い・・・というお話。
時にユーモラスに、時にしんみりと。。。 苦労なさって来ている方の言葉の重みを強く感じながら講演が終わった。 最後、時間が足らなくなってしまって、尻切れトンボのような形で 終わってしまったのが残念!! またこう言う講演があったら聴いてみたいな・・・と思う。
そうそう、この講演会にお兄ちゃんのお友達の(カッコイイ)M君が来ていた。 先日の駅伝でも活躍したM君。息子達と同じピアノの先生に師事してたんだわ。 役員やっているお母さんに薦められて来たらしい。 始まる前やら休憩中やらずっとお喋りしていたよ♡←気分は恋人同士 聞けばM君、またピアノを再開したそうな。 「行ける時だけ・・・月に1〜2回だけ行ってるんです」だって。
最近お兄ちゃんも暇さえあればピアノ弾いてるもんね。 難しい所は適当臭く(笑)練習してるから、通うの薦めてみようかな? 「また習いに行きたい〜」って言ってたからねぇ。 で、でもレッスン料幾らだろ・・・(殴)
今日のお弁当 豚肉、ピーマン、玉葱の塩胡椒炒め、胡麻入卵焼き 竹輪の海苔チーズ巻き、豆腐団子の甘酢餡(冷凍)
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