ポ−の日記

2002年03月01日(金) カウントダウン

部下として、良い部下になりたいと思っていた。
部下として、信頼されたいと思っていた。
部下として、少しでも良い評価をしてもらえたら嬉しいと思っていた。
あくまでも部下として。
会社での私なんて仕事用の私だし、故意に壁を作ってるのではなくて
自然に公私をわけてきただけだ。
上司に対して部下として。

上司の『私』の部分には全く興味がないし、人間的に好きな人でもない。
上司の気持を聞いて以来、余計に拒否反応が強いくらいだ。
そんな私に、部下としての私ではなく、女として『私』としての部分を
求められても、どうしようもない。

思い通りにならないと、馬鹿にしたと怒鳴りちらし、とことんまで罵り
それから謝り食事に誘う上司の前で、絶対泣くまいと思っていたけど
悔しいのか哀しいのか情けないのか何の感情だか解らない涙が、溢れて
止まらなかった。怖かったのも事実だった。

仕事のミスや仕事のやり方や仕事に関することで、怒られるのも意見され
るのも、全然構わない。でも、違う。あきらかに。
上司自ら言っていたけど、私のことになると過敏になり、ちょっと自分が
思っていたことと違うことをされると、異常に腹が立ったり、嫉妬したり
するそうだ。

言いたい事をひとしきり言い終えて、私に対して謝りモードに入り、こんな
言葉を吐いていた。
『もう、おまえの良い上司になれない、転勤する、また傷つける』
言うだけ言って落ち着き、私に一方的に謝り、上司の中での起承転結は
できたのだろう。
本当に転勤するかもしれない確率はあったけれど、今回の件で上司は
その上の上司に転勤したいと直訴をしたらしい。
あっさり却下されたらしいが、まさかこんな一連の理由を言う訳ないし
私に言い寄られてるとでも、言いかねないので恐ろしい。
却下されなきゃ良かったのに。

仕事用の私というものに、『私』の部分を求める上司とのギャップに
耐えられなくなってきた。
家に帰ると、安心して涙が出てくる。

泣きながら3時間近く彼に電話で報告した。
色々な解決案も出てきた。
最終手段は使いたくない。
私の記憶にこの上司が残るのは許せない。


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