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 勧告2〜管財人室長の引き止め

管財人室長は根っからのカチコチ者で、嘘も言えないし、スポンサー側の人間ではなく負け組であるこちら側の現在のトップである。
会社の本音を聞くのは、彼しかいない。

「で、いつまでに辞表を出せば、早期退職として認めてもらえるんですか」
「4月30日まで・・・」
ぷ いきたり騙るに落ちてるし。
「やっぱり、応募勧奨なんですね。
正直がっかりしました。私が××でも仕事がないと言われるとは。
××の仕事を何一つ知らない人が今回異動になってるじゃないですか?
××での経歴が長く即戦力になる、というか、する仕事はいくらでもあるから早く来てと現場からこの間も言われたばかりの私が、なぜ未経験の人たち以下の評価なんでしょうか?
強制的に異動が出てもおかしくないと前から思っていたくらいなんですが」
「・・・経歴なんて全く見ちゃいないんだよ、××(スポンサー)は・・・」
管財人室長が苦い顔をして言う。
「今回呼ばれている人の中で、正直辞めてもらいたいクロの人もいる。
でも、あなたはそうじゃない! グレーなんだ」
「グレーであること自体が失礼ですよ。
本当に××の仲間は「いつ帰ってきてくれるんですか」と何度も言っているんです。メールにも残ってますよ、見せましょうか?
それにずっと応じなかったのは、偏に現業をする者が他に誰もいないと思ったからなんです!その責任感が仇になったわけです」
「私は、仕事の評価は正しくできるつもりだよ。
あなたは仕事はできる。」
仕事「は」ねぇ・・・w
「格好つけていると思われるかもしれないけれど、ここで短気を起こして辞表を出して貰いたくないんだ!」
「・・・」
「絶対、6月になればこのままでは業務が回らないことが発覚する。
その時になれば!!!」
「とにかく、今後私が現業を続けるのは業務の流れから言ってよくないでしょう。早速引継ぎさせていただきますので、お時間割いていただけますか」
「短気を起こして辞表を出さないでね!
なんか、言い渡さなくちゃいけない立場の私がこんなに引き止めるなんておかしいことになっちゃったけど、続けるって言ってほしい!
続けるよね?」
「・・・考えさせてください」

(勧告3 に続く)

2009年04月24日(金)
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