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 補習を通して伝えるもの

夏休みに入り,担任は面談,自分は補習の日々。

3年生の補習は,9月の県学力調査対策。
過去問を問題系列別に集めたものを元に,
必要な力を授業形式で90分,さらに問題演習を90分。

月曜日は一次関数,今日は連立方程式の利用。
集まる生徒は希望者で,10人ほどだが,
来てよかったと思わせる内容にするために,かなりの仕込み。
今日の連立方程式の利用は,
スモールステップで問題文を変化させたプリントを作成する。
数学が苦手な生徒も,割合の問題が解けるようになる。
これはいいかもしれない。

1年生の補習は,3~4人の少人数で苦手な生徒を指名制で。
苦手な生徒を徹底して指導するには,この人数が限界。
自分のペースで問題を解く中で,
こちらもそれに応じてサポートできるのはいい。
授業では,周り生徒の解くスピードについていけないので,
考えているようで,考える間もないのだろう。
結果として答えを写しておしまいにするしかない。
こうやって,少人数で腰を据えて覚悟を決めるよさは,
じっくりやれば,出来ることもあるし,
なにより出来ないことが何かが見えてくること。

分数での躓きが多い。
加減の問題で,隣の項と約分してみたり,
乗除なのに,なぜか足してみたり。
これは正負の数の符号の混乱とも似ている。
意味理解のために,赤丸と青丸を書いたり,
分数の通分の意味を,タイル図で示したり,
同じことを,何度も何度も繰り返し指導。

結局のところ,計算ができるかどうかよりも,
「やればできるのだ」
という思いを持たせられるかどうか。
同時にそれは,こちらの思いを固めることでもある。



2007年07月25日(水) 私たちにはミッションがあります
2006年07月25日(火) 暗雲が立ちこめる
2005年07月25日(月) 数学補習1日目
2004年07月25日(日) チャンスに感謝しているか


2013年07月25日(木)
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