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■ 正負の数の大小の根拠
正負の数の大小の問題でのこと。 3と5,3と−5の比較をし, 最後に−3と−5の比較をする。 多くの生徒は 「−3の方が大きい」と簡単に答えるのが, どうも気に入らない。 そこで何気なく「なぜ?」と理由を尋ねてみた。
すると, 「数直線では,右側に行くほど数が大きいから」 →それって,正の数の話だよね。負の数でも言えるの? 「−3の方が0に近いから」 →0に近いと,大きいの? 「いや,それはマイナスの数の時で, プラスの数では,0から遠いほど大きい」 →どうしてそう言えるの?
一年生にとっては,なかなか厳しい問いかけをしてみた。 ここで,参りましたとなるかと思ったが,頑張る生徒達。
「負の数は,正の数の反対の性質だから逆になる。」 ようやく,根拠らしきものが出てくる。 そして, 「−3は0より3小さい数で,−5は5小さい数, だから−5の方が小さい。」
まあ,当たり前と言えば当たり前の話になるのだが, 根拠を問われると,大人でも難しい話。 良く頑張った生徒たちに拍手。
負の数が導入されることで,数の大小に混乱が起きるので, 定義しなおしているという理解でいたのだが, 定義しなおすにも,矛盾のない世界を考えているのだから, 理由はあるのだ。 油断していた自分を反省する。
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