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■ 感動の卒業式
眼覚めたのが午前3時。 ORANGERANGEの「花」が心の中で流れ続ける。 迷わず起きて,最後の学級通信を書く。 一人一人を思い出しながら,餞のコメント。 彼らに何を教えられたのかは自信がないが, でも,彼らから教えてもらったことは確かにある。 仲間として関わることの大事さ。 あきらめずにつながろうとすること大切さ。 3時間半かけてクラスナンバーと同じNo.33が完成させる。
礼服に着替えて登校。 雲一つない,いい天気。生徒の前途を祝しているかのよう。 立春の日に咲き始めた白梅はほとんど散り, 代わりにパンジーやスノーボールが満開。 さっそく学級通信を印刷し,コサージを持って教室へ。 どのクラスも合唱練習。 卒業式で横一列になってクラス合唱をするというのは, どのクラスもいい歌が歌えるからできること。 気合の入った練習。ステージ部門の直前のムードがよみがえる。 明日からはいなくなってしまう彼ら。 この一瞬に賭ける気持ちの純粋さ。
式は粛々と進む。国歌,校歌も迫力がある。 証書授与の返事もいい。 その後のパフォーマンスを止め切れなかったのは悔いが残る。 同窓会長からは異例の祝辞。 「これまでのK中ではこんなことはなかった。 他の中学の卒業式でも,こんな経験はない。 見ましたかみなさん,証書授与の返事の声の大きさ。 そして,こぶしを握って座るこの姿勢。立派だ。 彼らに拍手を贈って下さい。」 拍手を浴びて,満足げな彼ら。でも本当はここから。 いよいよ卒業生の言葉。 10月の文化祭終了後も歌い続けた各クラスの合唱をはさんで, 3年間のドラマが16人の生徒から語られる。 短い言葉の中に,真実があり,何度も熱いものがこみ上げてくる。 言葉に詰まる生徒もいるが,最後まで言い切る。 我がクラスの合唱も,まずまず。 いつもは元気なアルトのUさんが涙で歌えないものの, 彼らの今を象徴する一体感のある合唱。 拍手できないのが,なんとももどかしい。 そして,ラストは磨いてきた「明日のために」 ハミングから,SくんNくんの声が響く。 それにリードされ学年全部の大きな波が体育館を振るわせる。 在校生の心にはどこまで届いたか。 最後まで冷静な主任の懐の深さにも感動。 見事な卒業式だった。
退場し,一人一人と握手。 生徒全員と笑顔でさよならが言えて何より。 最後まで気配りのある学級委員2名にも感謝。 さらに,やっぱり戻って校庭で最後のソーラン節。 さわやかに去っていく姿を見送る。 処理すべき仕事もあるのだけれど, 感動と満足感と脱力感で仕事にならず, 体育館のひな壇の片づけを手伝う。
人事異動が早くも発表される。 4月からは,またいろいろな出逢いがあることだろう。 前を向いて歩いていこう。
2004年03月18日(木) 終業式
2005年03月18日(金)
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